IO-Link新時代の到来
2025-10-21 10:07:17

オムロンとオプテックス・エフエー、IO-Linkで製造業の未来を拓く連携へ

オムロンとオプテックス・エフエーの戦略的連携



産業用センサメーカーのオプテックス・エフエー株式会社が、オムロン株式会社との間で「IO-Link」を利用した製品普及に向けた連携を発表しました。この連携により、両社は相互にIO-Linkに関連する製品を供給し、顧客に対する提案力の強化を図ります。

IO-Linkとは?



IO-Linkは、センサやアクチュエータをデジタル信号で接続するための国際標準規格であり、生産現場のIoT化を実現するための重要な技術です。これまでは手作業で行われていた情報の管理をデジタル化することで、製造業の現場における効率化が期待されています。

オプテックス・エフエーの取り組み



オプテックス・エフエーは、2020年に業界初の高機能IO-LinkマスタURシリーズを発売しました。この製品はFPGAを用いた通信処理により、省スペースで業界最多の16チャンネルを実現。混在可能なNPN/PNP入出力をサポートし、幅広いニーズに応える技術を持っています。同社は、IO-Link関連技術を自社のソリューション提案の中心に位置づけており、顧客の製造効率向上を支援しています。

オムロンの技術力



一方、オムロンも自身のIO-Link関連製品の拡大を進めています。マスタユニットや各種センサをIO-Link化することにより、「立上げ工数の削減」や「設備のダウンタイム短縮」などの課題を解決。信号を上位コントローラに収集することで、製造現場の安定した稼働を実現しようと努めています。

新たな製造業の展望



オムロンとオプテックス・エフエーの連携は、IIoT(Industrial Internet of Things)の実現に向けた大きな一歩です。両社の技術を結集することで、顧客に対してより高品質な製品とサービスを提供し、変化する製造業のニーズに応えることが期待されます。

今後、この連携がどのように進化し、製造業界にどのような影響を与えるのか、その動向に注目が集まります。

会社概要



オムロン株式会社


所在地:京都市下京区塩小路通堀川東入
設立:1948年5月19日
資本金:641億円
従業員数:26,614人
事業内容:工場の自動化、電子部品、ヘルスケアなど

オプテックス・エフエー株式会社


所在地:京都市下京区中堂寺粟田町91
設立:2002年1月7日
資本金:3億85百万円
従業員数:279名
事業内容:ファクトリー・オートメーション用光電センサなどの開発、製造、販売

結論


両社の連携によって、製造現場の効率化やIoT化の可能性が広がります。この先、業界がどのように変わっていくのか、私たちもその動向を見守り続けていかなくてはならないでしょう。

会社情報

会社名
オプテックス・エフエー株式会社 販売促進部
住所
電話番号

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