クリエイティビティの力を感じる『Detour』展が日本へやってくる！

「クリエイティビティは世界を変えられるか？」そんな問いを投げかけるアート展『Detour』が、モレスキン財団の協力のもと、日本で開催されます。多様な視点を持つアーティストによる作品が一堂に集結し、観客に創造性の力を体感させるこの展覧会は、ノートブックを使った独自のアートが特徴です。

『Detour』の背景

『Detour』はMoleskine Foundationが所蔵する約1,600冊のノートブックアートの中から、各地の文化に合わせた作品を厳選して展示する巡回展です。参加アーティストは、建築家や映画監督、デザイナー、ミュージシャン、作家など、著名なクリエイターばかりではなく、各国の学生や若手クリエイターから寄贈された作品も含まれています。これにより多様に表現されたアートが一つの空間に集まります。

今回の展示には、建築家の伊東豊雄や映画監督のスパイク・ジョーンズ、三つ星シェフのハインツ・ベックなど、各業界のクリエイターが参加しています。彼らは「Creativity for Social Change」の理念に賛同し、作品を寄贈することで、多様な若者たちの創造性を育む活動に貢献しています。

日本での展開

『Detour』はこれまでロンドン、上海、パリ、ニューヨーク、ミラノを巡り、いよいよ2025年に大阪・関西万博と東京の21_21 DESIGN SIGHTでの開催が決定しています。

Detour Osaka

2025年7月31日から8月23日まで開催される『Detour Osaka』では、68名のアーティストによる作品が展示されています。日本からは伊東豊雄、隈研吾、佐藤オオキ、妹島和世、ホンマタカシなどが参加する一方、イタリアからも有名なクリエイターたちが顔を揃えます。また、この機会に関西のアーティストたちも参加し、土地に根ざした作品を披露します。

さらに、大阪芸術大学との共同プロジェクト「Unleash Your Genius」で制作された学生作品も展示される予定で、選ばれた優秀作品は大阪・関西万博会場や国内のモレスキン直営店でも見ることができます。これに使われるのは最先端のUVプリント技術で、創造性とテクノロジーが融合したアートになります。

Detour Tokyo

続いて、2025年9月10日から23日まで東京の21_21 DESIGN SIGHT太郎ギャラリーで開催される『Detour Tokyo』には、多様なジャンルの日本人アーティストが参加予定で、長谷川祐子氏がキュレーターを務めます。

クリエイティビティの可能性

この展覧会は、モレスキンノートブックというシンプルな道具を通じて、個人と社会に変化をもたらす力を提示します。日常的な行為である「紙に書く」という行為には、自己を見つめ直し、思考を深め、社会とつながるための無限の可能性が潜んでいます。

まとめ

モレスキンとモレスキン財団は「クリエイティビティには世界を変える力がある」という信念を共有しており、『Detour』はそのビジョンを具体化した展覧会です。展示される80冊のノートブックは、それぞれが独自の物語を持ち、書くことや創造的な表現を通じて、個人のアイデアが社会を変革する力となることを教えてくれます。