未来を見据えた学生支援メディア『FORE FACE』の誕生とその意義
2022年1月11日、NPO法人創造支援工房フェイスによって、新たなバックキャスティングメディア『FORE FACE(フォアフェイス)』がオープンしました。このメディアは、特に不安定な状況にある現代の学生たちに向けて、多様な「幸せの見つけ方」を提案することを目的としています。コロナ禍で先行きの見えない未来に対する不安が高まる中、社会人の経験を通じて学生たちがどのように「幸せ」を見つけ、育んできたのかを知ることができる貴重なプラットフォームです。
社会人のリアルな声を届ける
『FORE FACE』は、社会人のさまざまな視点を取り入れることで、学生たちに対して新たなヒントを与えることを目指しています。具体的には、社会人がどのような学生時代を過ごしたのか、現在の生活や仕事について、さらには未来に向けた思いや「幸せ」の定義についてインタビューを行います。これにより、「幸せ」は単に成功した結果としてのものではなく、さまざまな形があるということを伝えたいと考えています。
背景にあるNPOフェイスの理念
NPO法人創造支援工房フェイスは、2000年に設立され、主に「やりたいことを見つけていない学生」を支援してきました。しかし、時代が進む中で、「やりたいことを見つける」ことが常に求められるようになり、それが逆に若者たちに息苦しさを与えているのではないかという問題意識が生まれました。それに加えて、コロナ禍の影響で学生たちの不安が増していることも感じられました。
学生自身が主体となって
新しいメディア『FORE FACE』では、インタビューは学生自身が主体となり、「どういうことを聞きたいか」という観点で進行されるため、生の声がリアルに反映されています。これにより、学生たちはより身近に感じることができ、共感を得ることができるでしょう。先輩社会人たちの経験を通じて、学生たちが自らの未来について多角的に見る機会を提供できることを目指しています。
多様性を重んじたメディアの構築
NPOフェイスは「多様な価値観が共存する社会の実現」を指針として掲げており、『FORE FACE』はその具体的な取り組みの一環です。特に若い世代の創造力を伸ばすために、メディア学習支援活動を進めており、今回は新しいバックキャスティングメディアを通じて、未来のビジョンを育むための教材としても機能することを期待しています。この試みは、学生たちが未来に向けて自らの歩みを進める手助けになるでしょう。
未来への第一歩
『FORE FACE』へのアクセスは
こちらから可能です。多様な「幸せの見つけ方」を通じて、自身の未来を再構築し、前へ進むためのヒントを見つけてほしいと思います。このメディアが、学生たちの不安を和らげる助けとなり、一歩踏み出すきっかけとなることを願っています。