「発酵バレーNAGANO」の設立
11月24日は和食の日。その日に合わせて、長野県の発酵文化を広めるための新たな取り組み「発酵バレーNAGANO」が設立されました。長野県は古くから味噌や日本酒、漬物などの発酵食品が盛んに作られている地域であり、その豊かな食文化を生かして、健康や産業の revitalization を図る活動が進められています。
発酵・長寿県宣言の背景
2018年に長野県と各団体が共同で発表した「『発酵・長寿』県宣言」を基に、発酵食品の認知と魅力をさらに高めるため、県内の発酵関連の団体や企業が連携して「発酵バレーNAGANO」の設立に至りました。このコンソーシアムの目的は、長野県内のさまざまな発酵食品の魅力を県民や観光客に発信し、長野県の新たなブランドを築くことです。
キックオフイベントの様子
設立を記念して、2023年11月24日にホテルメトロポリタン長野でキックオフイベントが開催されました。イベントには、長野県内の8団体・企業の代表者が集結し、実行委員会の重要なメンバーとしての意義を共有しました。基調講演には内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議の内閣審議官、西経子氏が登壇。発酵食品がもたらす健康効果や地域振興の重要性について語りました。
続いて行われたパネルディスカッションでは、参加者たちが発酵食品の新しい活用方法や国内外での展開について意見を交わしました。こうした充実したプログラムを通じて、発酵文化が地域にもたらす価値について再認識されました。さらに、翌日25日には、発酵食品の展示即売会や体験会、トークセッションも予定されています。
構成メンバーの紹介
「発酵バレーNAGANO」は、以下の8つの団体と企業から構成されています。
- - 長野県味噌工業協同組合連合会 (理事長:青木時男 / マルコメ株式会社)
- - 長野県酒造組合 (会長:宮坂直孝 / 宮坂醸造株式会社)
- - 長野県ワイン協会 (会長:武田晃 / 有限会社たかやしろファーム)
- - 長野県醤油工業協同組合連合会 (理事長:米山弘 / 伊那醤油株式会社)
- - 長野県漬物協同組合 (理事長:古越三幸 / 株式会社くるまや)
- - 長野県納豆組合 (理事長:村田滋 / 有限会社村田商店)
- - 内堀醸造株式会社 (代表取締役社長:内堀泰作)
- - 株式会社アトリエ・ド・フロマージュ (代表取締役社長:高田和明)
「発酵バレーNAGANO」とは
このコンソーシアムは、発酵食品の生産者と消費者をつなぐ橋渡しとして活動します。具体的には、イベントの開催や国内・海外展示会への出展、新しい発酵食品の製品開発、観光ツーリズムの促進、さらには産学連携による研究開発など、多岐にわたる活動が予定されています。
まとめ
「発酵バレーNAGANO」は、長野県の誇る発酵食品文化を国内外に発信し、発酵を通じて健康と地域振興を目指す新しい取り組みです。今後、発酵バレーがどのように発展し、多くの人々に愛される文化となるのか、期待が高まります。