大和グラビヤの新たな挑戦
愛知県名古屋市に本社を構える大和グラビヤ株式会社(1957年設立)は、設立70周年を前に新たな挑戦として『コンシューマー事業部』を設立しました。この取り組みの目的は、日本各地に息づく伝統産業や工芸品の魅力を伝え、次世代へと引き継ぐことです。この事業部では、特に伝統工芸品の価値を現代に生かした商品開発に力を入れています。
創業の原点に立ち返る
大和グラビヤのスタートは、1949年に創業者の鈴木松二郎が立ち上げた「美濃紙共栄」に遡ります。美濃和紙を扱うことから始まり、次第に包装に使われる蝋引き紙の製造へと事業を発展させてきました。そして現在ではプラスチックフィルムを使ったパッケージ製造を主な業務として確立。創業当初の精神を再確認し、日本の伝統産業を再発見するための取り組みが始まったのです。
ふるさと納税の返礼品
コンシューマー事業部が手掛ける中でも特に注目されるのが、2025年3月14日から提供される越前市のふるさと納税返礼品です。この返礼品には、越前の伝統工芸が詰まった『越前和匠乃美 霜華』と『越前三匠の響宴 香茶庵』の二つの特別セットが用意されています。これらは地域の職人が心を込めて作り上げた逸品で、伝統と現代の融合が見事に表現されています。
越前和匠乃美 霜華
- - セット内容: 打刃物、まな板、和紙箱
- - 寄付金額: 100,000円
- - 特徴: 熟練職人が手がけた特別な包丁とまな板、越前和紙を用いた和紙箱がセットになっています。伝統技術が生み出したこれらの製品は、料理を愛する方々にぜひ手に取っていただきたい逸品です。
越前三匠の響宴 香茶庵
- - セット内容: お茶、湯呑茶碗、和紙箱
- - 寄付金額: 16,000円
- - 特徴: 室町時代からの希少な銘茶や、800年以上の歴史を持つ越前焼の湯呑茶碗がセット。日本三大和紙のひとつである越前和紙を使った和紙箱は、温もりを感じさせるデザインが魅力です。
これらの返礼品は、それぞれ特別な魅力を持ち、贈り物としても喜ばれること間違いなしです。取り扱いサイトは「ふるさとチョイス」や「楽天ふるさと」、「ふるなび」となっています。
伝統産業の未来へ
大和グラビヤでは、全国の伝統工芸品や特産品のブランド化、商品開発、販路拡大を目指しています。共同で新しい価値を生み出すパートナーを募集しており、工芸作家や特産品事業者の協力を得て、伝統産業の活性化を図っています。
会社概要
- - 大和グラビヤ株式会社
- - 本社所在地: 愛知県名古屋市中区金山1-14-16 トキワビル5F
- - 代表者: 河合昭司
- - 設立: 1957年3月
- - 事業内容: 化粧品や食品などのパッケージ印刷・加工・製造・商品企画販売
詳細な情報は公式ウェブサイト(https://www.daiwagravure.co.jp/)をご覧ください。大和グラビヤは、伝統工芸品で日本を元気に、人々に日本の良さを伝え続けていきます。