唐津バイオマス発電所が営業運転開始！脱炭素社会に向けた新たな一歩

唐津バイオマス発電所の営業運転開始

佐賀県唐津市に新たに稼働した「唐津バイオマス発電所」が、2025年9月27日より営業運転を開始しました。この発電所は、株式会社レノバが出資したもので、設備容量は49.9MW。主な燃料には木質ペレットとパーム椰子殻（PKS）を利用しており、環境への配慮を重視しつつエネルギーの供給を行います。

営業運転の開始により、唐津バイオマス発電所は国内最大規模となるバイオマス発電事業者となりました。合わせて、収益性向上を狙ってFIP（Feed-in Premium）の認定も取得し、長期的な電力購入契約を国内需要者と結ぶことで、発電した電力の安定供給を図っています。

レノバは、唐津バイオマス発電所およびその他のプロジェクトにより、全国7カ所で合計445MWの発電容量を持つこととなり、その成長は脱炭素社会の実現に向けた一助とされています。特に、バイオマス発電の環境負荷の低減効果は顕著で、CO2の排出量を一般的な火力発電と比較して80%以上削減できているとされています。