トランスコスモスが音声認識ソリューションを刷新
トランスコスモスは、2018年に提供を開始した音声認識ソリューション「transpeech」のフルリニューアルを発表しました。このリニューアルは、同社が展開する「trans-DX for Support」強化の一環として行われ、業界の最前線で進化するコンタクトセンターのニーズに応えるためのものです。
新たな機能の追加とAIテクノロジーの融合
「transpeech」は、従来の音声認識機能に加え、対話要約やカスタマーハラスメントのアラート機能、FAQ生成、VOC抽出など、多様なサポート機能を備えています。これらの機能はすべてAI技術に基づき、オペレーターを支援する能動的なサポートを提供します。この成果により、より効率的かつ高品質な顧客対応が期待されます。
さらに、セキュリティ面やシステム設計が刷新され、多様な環境での導入が容易になるようなシステム基盤が整いました。これにより、トランスコスモスが運営するCXスクエアだけでなく、さまざまな企業のシステム下でも「transpeech」を活用することが可能になります。
「transpeech」の基本機能
これは、トランスコスモスが独自に開発した音声認識ソリューションで、電話の内容をリアルタイムでテキスト化する機能が主なものでした。しかし、その後の発展によって、対話要約やリアルタイムのアラート機能も導入されています。これにより、オペレーターが顧客とスムーズにコミュニケーションをとるための強力なツールとなっています。
現在、150以上の企業がこの「transpeech」を導入しており、リニューアル版は2025年の3月から本格的に利用される予定です。また、全てのトランスコスモス運営のコンタクトセンターに2027年までにこのAIアシスト機能が標準搭載されることを目指しています。
実際の効果事例
「transpeech」を導入した企業では、顧客対応のスピードや品質が向上したという実績が多数報告されています。アラート機能により、ことあるごとにカスタマーハラスメントを早期に認識し、オペレーターを守る体制が整うほか、FAQ生成機能によって、よくある質問に対する対応も迅速化されるといった効果が期待できます。
さらなる発展に向けたプログラム
また、トランスコスモスは2023年3月27日に「transpeech」に関するセミナーを開催予定で、これに関する詳細は2月28日より公開される予定です。このセミナーを通じて、企業は新しい機能や活用事例について知識を深めることができる機会が提供されます。
トランスコスモス株式会社について
1966年に設立されたトランスコスモスは、優れた人材と最新技術を融合させることで、顧客企業に対して価値の高いサービスを提供しています。アジアを中心に36か国以上で事業を展開し、EC市場の成長に伴って、グローバルECワンストップサービスの提供も行っています。デジタル技術を活用し、顧客企業の変革を支援するパートナーとして、今後も成長を続けていくことを目指しています。
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