業務効率化の新機能
2025-09-30 10:46:30

中堅企業の業務効率化を実現する自動仕訳連携の画期的な機能

中堅企業向け会計システムの進化



株式会社TKCは、中堅企業をターゲットとした会計システム「FX4クラウド」に、建設ドットウェブ社の原価管理システム「どっと原価シリーズ」との自動仕訳連携機能を追加しました。この連携は2025年7月16日からスタートする予定で、特に建設業界の経理担当者にとっては大きな福音となります。

自動仕訳連携のメリット



新機能は、ユーザーが「どっと原価シリーズ」においてSLPファイルを出力する操作を行うことで、同時に「FX4クラウド」での仕訳データの読込まで自動的に実行されるというものです。これにより、会計処理にかかる手間を大幅に削減し、業務を効率化することが可能になります。一般的に、建設業では会計処理が複雑で時間を要するため、この機能は経理業務に革命をもたらすと期待されています。

建設業界の現状と課題



建設業においては、業務形態や作業の長期性、さらには個別管理が行われることから、他の業種に比べて会計処理は非常に専門的です。このため、多くの企業が経理業務に課題を抱えています。また、デジタル化や機械化が遅れているため、業務フローの見直しや新たなシステムの導入は急務となっています。今回の自動連携機能の実装は、こうした業界のニーズに応えるものです。

具体的な機能と操作方法



新たに追加された自動仕訳連携機能は、同じPCに「どっと原価シリーズ」と「FX4クラウド」の両方がインストールされている場合に利用できます。転送ボタンを押すだけでSLPファイルの出力から仕訳データの読み込みまでが一貫して行えるため、手間を大幅に削減できます。さらに、仕訳として入力したデータをCSVファイル形式で「どっと原価シリーズ」に手動で取り込むことも可能で、多様なニーズに対応しています。

会計システムの効果と実績



「FX4クラウド」は、会計と税務の専門家である税理士による月次巡回監査を行い、経営者が自社の業績をタイムリーに把握できるようサポートします。実際に、TKCのFXシリーズを利用する企業の57.5%が黒字経営を実現しており、これは国税庁が発表している全体の黒字率35.7%を大きく上回る数字です。この成果は、企業が戦略的な意思決定を行いやすくなるための強力な基盤を提供しています。

柔軟な原価管理の「どっと原価」シリーズ



一方、「どっと原価シリーズ」は建設業特有の収益や原価をシステム上で一元管理し、リアルタイムで業務を透明化する機能を持っています。これにより、経営者は適切な経営判断が下しやすくなります。クラウドベースで提供されている「どっと原価3」は、場所を問わずアクセスできるため、企業の規模や成長段階に応じた柔軟な拡張が可能です。

結論



TKCと建設ドットウェブとのコラボレーションは、中堅企業が直面する経理業務の複雑さを軽減し、効率化を促進する試みです。業界のデジタル化が求められる中、今後もこのような技術革新が進むことで、多くの企業が業務改善を実現できることを期待しています。


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会社情報

会社名
株式会社TKC
住所
栃木県宇都宮市鶴田町1758番地株式会社TKC
電話番号
028-648-2111

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