シニア世代の新たな食の価値観
シニア専門のマーケティングプラットフォーム、コスモラボが発表した最新調査レポートによると、50歳以上のシニア層が持つ食生活への意識は非常に高いことがわかりました。本調査で明らかになったのは、シニア層の約74%が栄養バランスを最も重視し、食生活においては自炊を中心に据えているという点です。
自炊が生活の中心
調査結果によれば、76.3%のシニアが日常の食事スタイルとして自炊を選択しています。自宅で調理を行うことは、単なる食事の手段に留まらず、健康管理や節約を意識する生活基盤として定着していることを示しています。自炊を行うことで、食材の選定や調理方法を自身でコントロールできるため、心身の健康を保つ手段ともなっているのです。
一方で、外食や宅配サービスに頼る層は非常に少なく、外部サービスへの依存は限られています。この背景には、健康意識の高さや食費節約の観念が強く関与しているようです。
健康志向と楽しみの両立
食事に関する意識調査では、栄養バランスを念頭に置くことが圧倒的に支持されています。74.4%のシニアがこの点を重視しており、さらに健康管理の観点から「減塩・カロリーコントロール」を意識する層も49.3%を占めています。しかし、健康に気を使う一方で、おいしさや満足感を重要視する声も多く、楽しみや利便性を犠牲にはしない姿勢が見えてきます。
食費への意識と二極化
興味深いことに、シニア層の中では食費の意識も二極化しています。51.5%は特に食費の増加を感じていない一方で、中食や嗜好品、外食には出費増を実感する層も存在します。こうした傾向は各世帯の生活スタイルや経済状況が影響していると考えられ、シニア層の消費行動にも多様性が表れています。
家族形態と食習慣の関係
調査対象者の42.7%が家族と同居しており、34.9%が夫婦二人暮らしです。こうした背景から、家族との食事が習慣化しやすい一方、20.6%の一人暮らし層では食事の簡便化が進んでいます。家族の有無がシニアの食習慣や意識に深く関わっていることが窺われます。
今後のニーズへの対応
健康維持のための栄養管理や時短・簡単調理、食費の節約など、多岐にわたるニーズが顕在化しています。調査によれば、今後注力したい分野としては「健康維持のための栄養管理」が74.7%と最も多く、加えて時短・簡単調理、食費の節約も高い支持を得ています。
さらに、健康志向のお取り寄せや料理教室などのサービスへの関心も高く見られ、これからのシニアに向けた食に関するサービスは、より多様なニーズに応える形で進化する必要があります。
まとめ
この調査から見えてきたのは、シニア層の食生活が「自炊を中心とした健康志向」であることです。また、栄養バランスを重要視しつつも、楽しみや利便性を追求する姿勢が顕著に表れています。今後は、こうしたニーズに応じたサービスや商品が求められ、シニア層の特性に合わせたマーケティング戦略が重要になるでしょう。
コスモラボは、シニア層に向けたさまざまなマーケティングサービスを提供しており、健康や食に関する新しいサービスの開発が期待されています。ぜひこの結果を参考にして、シニア層の食に対するアプローチを考えてみてはいかがでしょうか。