エミール・ガレ展
2024-10-04 15:10:00

エミール・ガレのガラス工芸を堪能する特別展が京都で開催

エミール・ガレ展美しきガラスの世界



2024年11月22日から12月25日まで、美術館「えき」KYOTOにて、「没後120年エミール・ガレ展美しきガラスの世界」が開催されます。この特別展には、エミール・ガレが手がけた70点以上のガラス作品が展示され、彼の偉大な業績を称えます。ガレは19世紀後半から20世紀初頭にかけて、フランスにおけるガラス工芸の発展に多大な影響を与えた重要な人物です。

エミール・ガレの背景



エミール・ガレ(1846-1904)は、フランスのナンシーに生まれました。彼はドイツに留学し、そこでガラス技術を学びました。その後、故郷に戻り、父の事業に参加し、ガラスと陶器の製造管理を行うようになります。ガレは単なる工芸家としてだけでなく、自然観察や植物生物学の知識を生かし、花や昆虫といった自然の美をガラス工芸で表現しました。彼の作品には、生命の輝きや自然の美しさが宿っています。

また、ジャポニスムの影響も受けており、日本美術のモチーフを取り入れることで、独自の美的感覚を持つ作品を創り出しました。このような多様な要素が融合し、彼の作品は時代を超えた魅力を放っているのです。

パリ万国博覧会での成功



1889年と1900年のパリ万国博覧会での成功は、ガレの名声を一気に高めました。特に彼の作品は、その芸術的価値が認められ、グランプリを受賞。これによりガレの作品は国際的に評価され、大衆の注目を集めることになります。さらに、1901年には産業芸術地方同盟(ナンシー派)を設立し、工芸の発展に寄与しました。

展示内容と開催概要



本展では、「百合文六角花器」(1900-1904年)や「雪景文花器」(1897-1900年頃)、さらには「騎馬人物文香水瓶」(1880年代)など、多岐にわたる美しいガラス作品が集結します。これらの作品を通じて、ガレの芸術の核心に迫ります。

  • - 会期: 2024年11月22日(金)~12月25日(水)
  • - 会場: 美術館「えき」KYOTO(JR京都駅下車すぐ・ジェイアール京都伊勢丹7階隣接)
  • - 開館時間: 10:00~19:30(入館締切:閉館30分前)
  • - 入館料(税込): 一般1,100円(900円)、高・大学生900円(700円)、小・中学生700円(500円)

前売券は2024年10月12日から11月21日まで販売予定です。また、障害者手帳提示者には、割引の特典もあります。

特にガレのファンやアートに興味がある方にとって、非常に魅力的な展覧会となっています。最新情報には本展のホームページもチェックしてください。エミール・ガレの美しい作品の数々をぜひ直接体験してください。


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会社情報

会社名
株式会社ジェイアール西日本伊勢丹
住所
京都府京都市下京区烏丸通塩小路下る東塩小路町
電話番号
075-352-1111

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