AIを活用した法令対応支援「物流法AI先生」がHacobuより登場

『物流法AI先生』の概要

株式会社Hacobuは、新たに法改正に対応するためのAI支援サービス『物流法AI先生』を発表しました。このサービスは、物流業界での法律に関する質問に対し、生成AIを用いてリアルタイムで回答を生成する仕組みです。特に、物流効率化法、貨物自動車運送事業法、取引適正化推進法（通称：下請法）などの法令が改正される中、企業が迅速にその情報を把握し、対応できるようサポートします。

背景と必要性

物流業界は、近年さまざまな法令が強化されており、これに伴う法令遵守の重要性が増しています。特に、労働時間規制や安全管理の強化、下請取引の適正化といった要求が高まっているため、企業はこれまで以上に迅速に対応策を見つけ、実施する必要があります。その一方で、現場では法令の解釈や遵守に多くの時間を割くことが課題となっていました。このような状況を打破するため、Hacobuは『物流法AI先生』の開発に踏み切りました。

Hacobuの取り組み

これまでHacobuは、業界の法改正情報をいち早く取り入れ、自社のブログやセミナーを通じて情報提供を行ってきました。今回のサービス『物流法AI先生』では、国土交通省や経済産業省、厚生労働省といった公的機関の情報だけでなく、Hacobu自身が蓄積してきた専門的なナレッジを参照し、一般的な生成AIよりも信頼性の高い法令に関連する回答を実現しています。

機能の特徴

- 自然言語による法令検索: ユーザーは専門的な用語を使う必要がなく、日常会話のような質問形式で法令を検索できます。これによって、関連する法令や条文、ガイドラインを自動的に抽出することが可能です。
- 信頼性の高い参照リンク: 提供される情報には、必ず出典リンクが付き、信頼性を保証します。これにより、元の情報がどこから得られたのかを明確にし、信頼できる情報を提供します。
- 安全な運用環境: 利用企業のデータは生成AIのトレーニングに使用することはなく、企業ごとにデータが厳格に分離して管理されています。これにより、安心してサービスを利用することができます。

免責事項

本サービスはあくまでも一般情報を提供することを目的としています。法的な判断や紛争のある相談については、必ず専門家や関係省庁へ確認が必要です。

MOVO AI Labについて

MOVO AI Labは、生成AI技術の進展を背景に設立された実験的なプラットフォームです。物流現場が抱える問題を解決するために、企業がAIと共に情報を精査し、最適な対応策を模索する手助けをします。特に、従来の本社部門だけでなく、現場の担当者にもAIを活用させることで、物流全体でのデータに基づく意思決定を強化し、「AIの民主化」を目指しています。

株式会社Hacobuについて

Hacobuは、クラウド物流管理ソリューション『MOVO』シリーズを展開しており、業界内で高いシェアを誇っています。また、物流DXの推進を手掛けるコンサルティングやシステムインテグレーションサービスを提供し、企業間の物流最適化を支援しています。特に、トラック予約受付サービス『MOVO Berth』や動態管理サービス『MOVO Fleet』など、多岐にわたりサービスを展開しており、物流業界のデジタル化を先導しています。