2025年のTVer利用動向
民放公式のテレビ配信サービス「TVer(ティーバー)」は、2025年の人気と使われ方に関する興味深いデータを公開しました。この調査は、視聴トレンドを数字で明らかにすることを目的としており、ユーザーがどのようにこのサービスを利用しているかを可視化しています。以下、その主なポイントを見ていきましょう。
動画再生数の以下
TVerの2025年10月から11月の間、月間の動画再生数が過去最高を更新しました。10月には5.4億再生、11月には5.8億再生と、2ヶ月連続での大幅な成長を示しています。さらに、同年10月に累計ダウンロード数が9,000万を達成し、特にコネクテッドTV(CTV)での再生数が40%に迫る結果となりました。このデータは、さまざまな環境での動画視聴を楽しむユーザーが増えていることを示しています。
都道府県別の再生時間
TVerは都道府県別でのデータも公開しており、1人あたりの平均再生時間において宮崎県が2年連続で1位を獲得しました。次いで福井県が2位となっています。これらの順位は、地元の地上波放送ではアクセスできない多様なコンテンツをTVerを通じて楽しむ県民の姿勢を反映しています。
スポーツコンテンツの人気
さらに、2025年のライブ配信においては、箱根駅伝や日本シリーズなどの大型スポーツイベントに対する再生数が急増しました。特に箱根駅伝の配信日である1月2日と3日には、視聴数が大きく伸びたことが確認されています。このように、特定のイベントに注目が集まることで、全体の視聴数が押し上げられる傾向にあります。
今後の展開
TVerは、テレビスタイルの視聴を更に進化させ、「時間」や「場所」に束縛されない自由な動画視聴体験を提供することを目指しています。2026年には、ドラマやバラエティ、スポーツニュース、ノスタルジーなアーカイブコンテンツに加え、地方局制作の番組なども充実させていく予定です。これにより、ますます多様なニーズに応えていく姿勢を見せています。
サービスの概要
なお、TVerは、民放各局が制作した検証済みの安全なコンテンツを、いつでも無料で楽しむことができる国内最大級の動画配信サービスです。約800番組の見逃し配信やライブ配信などが行われており、ユーザーにとっての利便性を考慮した設計がなされています。テレビアプリやスマホ、PCでも利用可能な点も大きな魅力です。
以上のように、TVerは今後も成長を続け、視聴者に新しいエンターテイメントを提供していくことでしょう。