株式会社博報堂キースリーは、Nonagon Capital、株式会社NTT Digitalと共同で、国内企業のweb3事業開発を支援するため、オンラインウェビナーを開催しました。
近年、web3およびブロックチェーン技術は注目を集めていますが、多くの企業にとって、これらの技術は複雑で、取り組みづらいものと捉えられています。投資家目線やweb3業界関係者の視点での情報が多く、実際のビジネスへの活用方法が分かりにくい状況です。
そこで、企業のweb3活用を促進するため、3社は共同でオンラインウェビナーを開催しました。3社は、web3スタートアップだけでなく、国内大手企業の新規事業担当者や意思決定者との対話を重ね、自社でのweb3事業立ち上げ経験を通じて、この課題を認識してきました。
企業がweb3を効果的に活用するためには、ビジネス視点からの具体的なユースケースや活用方法の提示が不可欠です。本ウェビナーでは、3社の知見を結集し、企業のweb3活用に役立つ実践的な情報を提供しました。技術的な詳細よりも、既存事業へのweb3要素の組み込み方や具体的な成功事例の紹介に焦点を当て、ビジネスにおけるユースケースと活用方法をメインテーマにしました。これにより、参加者は新たなビジネスチャンスを見出す機会を得ることができました。
ウェビナーでは、博報堂キースリーの代表取締役社長である重松 俊範氏、Nonagon Capitalのファウンディング・パートナーである岡本 和士氏、株式会社NTT Digitalのサービス開発部ウォレット開発担当である福田 雅浩氏が登壇しました。
重松氏は、読売広告社の上海支社と台湾支社を立ち上げ支社長に就任し、2023年1月より現職を務めています。岡本氏は、世界中のシード期のプロジェクトに投資しながらWeb3起業家をサポートし、世界の様々なweb3プロジェクトにアドバイザーとしても参画しています。福田氏は、コンサルティング会社での経験を経て、大手通信会社にてメタバース事業に関わった後、web3事業の立ち上げに携わりました。
博報堂キースリーは、株式会社博報堂とAstar Network開発の知見を活かしコンサルティングや開発サポートを行うStartale Labs JapanのCEO渡辺創太氏が共に2022年12月に設立したweb3事業プロデュース企業です。
Nonagon Capitalは、サンフランシスコ・ベイエリアに主な拠点を置く、ブロックチェーンのプロジェクトに投資を行うベンチャーファンドです。世界中のweb3の重要なプレイヤーとネットワークを持っており、北米とアジア市場、特に日本市場を繋ぐブリッジの機能を付加価値として、世界中のインフラストラクチャー、DeFi、DAO、エンターテイメント関連のプロジェクトのシード・ステージを中心に投資を行っています。
株式会社NTT Digitalは、最先端のデジタル技術の社会実装に向けて、個人や企業がweb3サービスやブロックチェーン技術などを容易かつ安全に利用できる環境づくりを、web3イネーブラーとしてグローバルに推進しています。
3社は今後も連携し、企業のweb3事業開発を支援していく予定です。