OTBブランドの特別展示、'MEMORABILE. IPERMODA'
2024年11月27日、イタリア・ローマのMAXXI国立21世紀美術館にて、OTBグループが主催する待望の展示会『MEMORABILE. IPERMODA』が開幕します。この展覧会には、ヴィクター&ロルフ、ディーゼル、メゾン マルジェラ、マルニといったブランドが参加し、その象徴的な作品が披露されます。
展覧会の概要
この展覧会では、ファッションを通じて現在の文化や社会を考察するツールとして描き、来場者がこれまでのファッションの意味を再評価する機会を提供します。展示は2025年3月まで一般公開され、期間中には多彩なアーカイブ資料やビデオも含まれる予定です。
展覧会のキュレーションは、著名なキュレーターであるマリア・ルイーザ・フリーザが担当し、訪れる人々はOTBブランドの持つ芸術的、美的、創造的な価値観に触れることができます。
各ブランドの見どころ
ヴィクター&ロルフ
このブランドは、特に注目される存在であり、2023年春夏オートクチュール・コレクションでのドレス『Late Stage Capitalism Waltz(晩期資本主義ワルツ)』が展示されます。この作品は、ドリーミーなチュールのボールガウンと脱構築的なシルエットが特長で、美術館のメインビジュアルにも選ばれました。また、2008年秋冬プレタポルテ・コレクションから『NOコート』も展示され、オートクチュールの技術と実験的なデザインが融合した作品として注目を集めています。
ディーゼル
ディーゼルは、2023年春夏プレタポルテ・コレクションから特徴的なルックを披露します。このルックは、マイクロトップとアイコニックなベルトスカートを組み合わせたデザインであり、特に印象的なのはランウェイ中央に設置された世界最大のインフレータブル・スカルプチャー。これにより、ディーゼルはファッション・システムのルールに挑戦し、民主化の概念を再定義しました。
メゾン マルジェラ
メゾン マルジェラは、2017年の「アーティザナル」秋冬コレクションを出展。デザイナーであるジョン・ガリアーノによって生まれたこのコレクションは、過去と現在を繋ぐ力を持ち、未来に向けた技術革新を表現します。
マルニ
マルニは、2024年春夏コレクションからセレブリティがレッドカーペットで着用したドレスを展示。フランチェスコ・リッソのデザインが生み出すシェイプとボリュームが印象的で、手刺繍のディテールがその職人技を際立たせています。
美術館での特別な体験
この展覧会は、ファッションとアートの関係性を強調する貴重な機会となるでしょう。OTBブランドは、クリエイティブ・ディレクターのビジョンを反映し、個々のブランドのアイデンティティを探求します。また、MAXXI美術館が主催するイベントであることから、訪れる人々はファッションの新たな側面や歴史を体感できることになります。
『MEMORABILE. IPERMODA』展では、衣装やアクセサリーを通じて、現代ファッションのデザインプロセスや価値观を知ることができる絶好の機会です。是非この機会に、ファッションの本質を再考してみてはいかがでしょうか。