トラストバンク、子会社Orbを統合し地域通貨事業強化へ
トラストバンク、Orbを統合し地域経済循環の加速を図る
株式会社トラストバンクが、100%子会社である株式会社Orbを統合することを発表しました。2023年9月1日に行われたこの統合は、地域通貨事業の強化と行政のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する目的で実施されました。
「自立した持続可能な地域をつくる」というビジョンのもと、トラストバンクは地域経済の活性化を目指して、さまざまなサービスを展開しています。特に、同社が運営する「ふるさとチョイス」は、日本最大級のふるさと納税サイトとして、多くの自治体と連携しており、2024年10月時点で1700を超える自治体が参加しています。お礼の品も76万点以上と豊富で、国内のふるさと納税業界において圧倒的な存在感を誇っています。
子会社Orbの役割と技術
Orbは2014年に設立され、分散台帳技術「Orb DLT」を開発・提供している企業です。この技術は、APIベースのミドルウェアとして、地域通貨や社内通貨、ポイントプログラムなどの決済システムを安全に構築するためのものです。Orb DLTは特にトラストバンクの地域通貨プラットフォーム「chiica」(チーカ)との連携において、セキュリティの向上や可用性の強化に寄与しているとされています。
統合の目的と今後の展望
トラストバンクとOrbはこれまでにも地域通貨事業でのプロジェクトで連携しており、この度の統合により、両社の機能や人材を一体化することで、地域に根ざしたさまざまな課題の解決に向けた力をさらに高めることが期待されています。
今後、トラストバンクはOrbの先端技術を自社のプラットフォームに取り込むことで、サービスの幅を広げ、質の向上を図る予定です。この統合により、地域通貨事業が一層強化され、自治体向けのデジタルサービスも充実することが期待されており、地域経済の循環を促進させる重要な一歩となるでしょう。
また、トラストバンクはコンサルティング事業や休眠預金を資金源とした地域のソーシャルビジネス支援事業にも力を入れており、地域の課題解決に寄与することを目指しています。これにより、地域の行動支援が加速し、より持続可能な地域づくりに向けた取り組みが進むことでしょう。
トラストバンクの今後の活躍に多くのファンが期待を寄せています。地域社会の発展を見守る側面でも、この企業の動向から目が離せません。
会社情報
- 会社名
-
株式会社トラストバンク
- 住所
- 東京都品川区上大崎三丁目1番1号JR東急目黒ビル 7階
- 電話番号
-
03-6843-3470