レンドリース、全国で通信鉄塔の新設を発表
株式会社レンドリースが、新たに約50基の通信鉄塔を日本全土に建設する計画を発表しました。この発表は、5Gサービスの普及に伴い、通信インフラの需要が急速に増加している背景にあるものです。これにより、レンドリースは大手通信事業者4社へのサービス提供を強化し、より信頼性の高い通信網の構築へと邁進していきます。
5G普及に向けた新たな挑戦
これまでの日本の通信事業者は、各社独自にインフラを整備してきましたが、5Gの特性によりより多くの基地局が必要とされています。特に、5Gは高速通信を実現するために、従来よりも高密度での基地局設置が求められており、設置場所の確保が大きな課題となっています。
2018年に総務省が発表したガイドラインに基づき、インフラシェアリングの取り組みが国内で広がりを見せています。この流れの中で、レンドリースは高品質な通信インフラの提供を目指し、さらなるステップを踏むこととなります。
レンドリースの実績と今後の展望
レンドリースは2001年から、日本の携帯電話業界において、基地局や伝送装置の建設プロジェクトのマネジメント業務を行ってきました。これまでに20万局を超えるプロジェクトを手掛け、全国に4,000本以上のコンクリートポールを供給した実績があります。特にこのコンクリートポール製の基地局は、景観への配慮と建設コストの削減が評価されています。
アンドリュー・ガウチ氏(日本マネジング・ダイレクター)は、「レンドリースは通信セクターにおいて重要な役割を担ってきた」と述べ、今後も効率的かつ経済的なインフラシェアリングソリューションの提供を通じて、全国の過疎地域における通信環境の向上に取り組む意向を表明しました。
また、レンドリースのインフラシェアリング事業は、エネルギーや環境への配慮を重視し、持続可能な循環型社会の実現にも寄与しています。
業界への貢献
レンドリースは、インフラシェアリングの推進を通じて、通信インフラのさらなる普及を図ります。特に、信号が届きにくい地域への対応として、新しいソリューションの導入を進めることで、社会的な課題解決にもチャレンジしています。
最後に
レンドリースは、国際的な不動産グループとして、持続可能な価値を生み出す場所の創造に注力しています。オーストラリア・シドニーに本社を置き、世界各地に拠点を持つ同社の取り組みは、通信業界においても大きな影響を与えることが期待されています。詳細は
公式ウェブサイトをご覧ください。