鹿児島の新しい食文化を提案するハンバーガー店「にくと、パン。」天文館に移転オープン

鹿児島の新しい食文化を提案する「にくと、パン。」

2025年10月3日、鹿児島市の天文館にハンバーガー専門店「にくと、パン。」が移転オープンします。これまでテイクアウト専門として営業してきた同店は、遂にイートインスペースを備えた新しい形態へと進化を遂げています。

移転オープン翌日の10月6日には、特別な朝食サービスとして「ミニ和牛バーガー朝食60分食べ放題」を開始します。このサービスは朝7時から11時までの間に提供され、鹿児島市中心部に新たなグルメ体験をもたらすことを目指しています。

「にくと、パン。」の成り立ちと理念

「にくと、パン。」は、2021年5月29日にコロナ禍の中で誕生したお店です。以前は50年間続いた「今村精肉店」にて運営されており、精肉店の技術を活かしつつ、テイクアウト専門のハンバーガー店として注目を集めてきました。

代表の大隣佳太氏は、三代続く畜産農家の出身で、2019年から通販専門の精肉店を運営していました。その経験を元に、「にくと、パン。」を立ち上げ、精肉の知識を次世代に伝えることを大切にしています。

これまで、「にくと、パン。」は多くの支持を集め、2024年・2025年には「JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP」に連続出場し、若い世代からも強い注目を受けています。さらに、フランチャイズ展開も進み、現在全国に4店舗を展開中です。

新たな挑戦と店舗の特徴

新店舗にて「にくと、パン。」は、テイクアウト並びにイートインサービスを併設することで、より多くの人々にその味を楽しんでもらうことができるようになります。また、朝食メニューには地元の特産物や食材を生かした「ミニ和牛バーガー」などが取り入れられています。

新たに誕生する天文館店の詳細は以下の通りです：

- 店舗名：「にくと、パン。」天文館店
- オープン日：2025年10月3日（金）10:00～
- 住所：〒892-0826 鹿児島市呉服町5-17（旧オーブン料理とパンの店 Backen跡地）
- 営業時間：朝食7:00～11:00（L.O. 10:00）、通常営業7:00～15:00／17:00～22:00
- 特徴：テイクアウトとイートインの両立、ミニバーガー朝食・食べ放題メニュー

地産地消への取り組み

株式会社1129は、「日本が誇る鹿児島の黒毛和牛をもっと身近に」という理念のもと活動しています。特に、地域の食材を積極的に使用し、知覧産レタスや鹿児島黒豚ベーコンを取り入れたメニューの提供を行っています。

また、食育活動にも力を入れており、代表自ら小学校で講演を行うことで、子どもたちに食文化の重要性を伝えています。

「にくと、パン。」の取り組みは、それだけではありません。余剰部位をハンバーガーに使用したり、牛脂を使ったスイーツなどの開発を行うことで、資源循環や持続可能な食文化の確立に貢献しています。

さらなる展望と未来へ

なお、これまで営業していた「今村精肉店」跡地では、引き続き株式会社1129のラボとして運営される予定です。ここでは、精肉分野の製造拠点としてだけではなく、新しい商品開発や研究開発の拠点としても機能する予定です。

クラウドファンディングサービス「Makuake」での応援プロジェクトも計画中で、多くの人々と共に鹿児島から新たな食文化を広めることに力を入れていきます。プロジェクトは2025年10月3日に公開予定です。

鹿児島の新たな風を吹き込む「にくと、パン。」の進化をぜひご期待ください。