コギコギ株式会社が名護市でシェアサイクルサービスをスタート
コギコギ株式会社は、沖縄県名護市において2025年7月25日から電動アシスト自転車のシェアサイクルサービスを提供開始します。このサービスは、名護バスターミナル前、名護市産業支援センター、名護市中央公民館、PHOENiX PARK HOTELの4つのポートで計20台を設置し、地域内の二次交通の便を図るものです。
名護市の魅力と背景
名護市は沖縄本島北部にあり、その人口は約6万人。周辺には世界自然遺産に登録されたやんばるの自然や人気の観光地、ナゴパイナップルパークなどがあります。7月25日には、大型テーマパーク「JUNGLIA OKINAWA」が開業予定で、そこには都会にはない自然の中での体験が待っています。この新たな名所の登場により、名護市への観光客が大幅に増加すると予想され、交通渋滞の懸念が高まっています。コギコギはこの問題に取り組むため、持続可能な移動手段としてシェアサイクルサービスを始めることにしました。
シェアサイクルサービスの詳細
サービスで使用されるのは、YAMAHAの「City-X」とブリヂストンの「リアルストリームミニ」タイプの電動アシスト自転車です。利用者は、スマートフォンの専用アプリ「COGICOGI SMART!」を通じてチケットを購入し、自転車を利用できます。料金は、3時間1,500円、12時間3,000円、24時間3,500円で、延長料金も設定されています。これにより、利用者は観光を楽しむ中で、手軽に移動手段を確保することができます。
今後の展望と地域貢献
今後コギコギは、名護市内を超え、今帰仁村や本部町にもポートや自転車の追加を進める方針です。最終的には20ポート、100台を目指す計画です。さらに、三輪・四輪の電動車両のシェアリングや、顧客のニーズに応じたオンデマンド配車サービスの導入も視野に入れています。地域の交通機関や予約制駐車場との連携を図り、すべての移動手段を取り入れることで、環境負荷を軽減しながら名護市の交通環境を向上させることを目指しています。
コギコギ株式会社の会社概要
コギコギ株式会社は2011年に設立され、代表は中島幹彰さん。資本金は1.7億円となっており、主にローカルモビリティ事業に注力しています。詳細なサービスについては、公式ウェブサイト
https://cogicogi.jp/ をご覧ください。
コギコギのシェアサイクルサービスは、名護市の観光と交通の未来を明るく照らす新たな試みとなるでしょう。来る観光シーズンに向けて、多くの人々に便利で快適な移動を提供し、地域経済の活性化に寄与することが期待されます。