産休・育休中のママ、9割が仕事復帰に不安を抱える - カラダノート調査
株式会社カラダノートが実施した調査によると、産休・育休中のママの約9割が仕事復帰に不安を感じていることが明らかになりました。特に、保育園の送迎や病児対応、職場への迷惑といった現実的な問題が大きな不安要素として挙げられています。
調査では、726名の産休・育休取得中のママに仕事復帰に関する意識を尋ねました。その結果、「とても不安」と回答した51.7%と「やや不安」と回答した36.5%を合わせると、実に88.2%のママが仕事復帰に不安を抱えていることが分かりました。
ママたちの具体的な不安:保育園の送迎、職場への迷惑、子どもの生活リズム
仕事復帰への不安について、具体的な内容を尋ねたところ、「保育園の送迎と病児対応」と「職場に迷惑をかけないか」がそれぞれ約8割を占めました。
さらに、「子どもの生活リズムが崩れないか」や「環境の変化により子どもが精神的に不安定にならないか」といった、子どものことを心配する声も多数寄せられました。
復職前に夫・パートナーとの話し合いを重視するママたち
こうした不安を解消するために、ママたちはどのような対策を考えているのでしょうか?
調査では、復職前に検討することを尋ねたところ、「夫・パートナーと送迎や家事分担などを話し合う」が62.7%と最も多い回答となりました。
その他には、「実家・義実家への協力をお願いすること」や「ネットスーパーや食材宅配の利用」といった、家事や育児の負担を軽減するための対策を検討しているママが多いことが分かりました。
育休給付延長の審査厳格化:ママたちの意見は?
2025年4月から、育児休業給付の延長審査が厳格化されます。この制度変更について、産休・育休中のママの認知率は44.6%でした。
自由記述による意見募集では、制度利用の適正化を図るという目的には賛同する意見がある一方、入所が難しい時期の延長を希望する声が多く寄せられました。
例えば、「年度途中でも入所しやすいようにしてほしい」「子どもが9月生まれで1歳のタイミングでの入所が難しいので、4月まで延長したい」といった声が挙げられています。
また、保育環境への不安も表明されています。「現実的な預け先が見つからない」「希望する保育環境に入所できないと自分が心配になってしまう」といった声がママたちから寄せられています。
カラダノートが目指すのは、家族の健康と笑顔
株式会社カラダノートは、「家族の健康を支え 笑顔をふやす」というビジョンのもと、家族と向き合うすべての人々の伴走者として、心身ともに健康な生活を支援しています。
子育て・ヘルスケアアプリを中心とした事業を通じて、家族のライフイベントデータを収集し、様々な企業とのマッチングを支援しています。
また、少子化問題の解決にも積極的に取り組んでおり、ユーザーデータや知見を活かした事業開発やコンサルティングを大手事業会社向けに提供しています。
カラダノートは、今後も子育て世代の最新トレンド調査を実施し、家族の健康と笑顔に貢献していくことを目指しています。
まとめ
今回の調査では、産休・育休中のママが抱える仕事復帰への不安が浮き彫りになりました。保育園の送迎や職場への迷惑、子どもの生活リズムへの影響などが大きな悩みとして挙げられています。
ママたちの不安を解消するためには、家族全体で協力し、育児と仕事の両立を支援する環境づくりが重要です。カラダノートは、今後もママたちの声を収集し、より良い子育て環境の実現に向けて貢献していくことを目指しています。