株式会社トプコンが、エクサウィザーズのグループ会社であるExa Enterprise AIの「exaBase IRアシスタント」を導入しました。この新しい生成AIツールは、同社のIR業務において重要な役割を果たすことを目指しています。
導入の背景
トプコンは、創業90年の社歴を持ちつつ、世界に対してグローバルなソリューションプロバイダーとして知られています。「尖ったDXで、世界を丸く。」をスローガンに掲げ、医療、食、安全な住環境に関連する社会的課題に取り組んでいます。その結果、トプコンは売上高が2,000億円を超え、海外売上高比率は8割を超えるまでに成長しました。 企業の価値向上を目指すIR活動においては、毎年400件以上の投資家ミーティングを実施し、株主や投資家の意見を経営陣に反映する重要な手段として、業務のDX推進を必要としていました。
このような背景から、IR業務の効率化と企業価値向上のため、業務特化型の生成AIである「exaBase IRアシスタント」の導入を決定しました。具体的には、株主や投資家から寄せられた意見を整理し、報告書を作成するプロセスを効率化することを目的としています。
exaBase IRアシスタントの機能
exaBase IRアシスタントは、IR面談の音声や動画データを活用し、AIがこの情報をもとに議事録を自動生成します。また、各種IR関連文書を参照し、株主総会や決算説明会において想定される質問やそれに対する回答案を生成することも可能です。これにより、IR業務が一層効率的になり、企業価値向上への寄与が期待されています。
2023年10月に正式にサービスが提供されて以来、トプコンを含む多くの上場企業での導入が進んでいます。JR東日本や村田製作所をはじめ、幅広い業種の企業がこのサービスを利用し、IR活動の革新を図っています。
企業の展望
Exa Enterprise AIは、今後もexaBase IRアシスタントの機能強化を進めていく予定です。外部情報との連携や新機能のリリースも検討されており、プロダクトの利便性向上を目指した取り組みが続けられます。これにより、上場企業が必要とする情報開示業務がテクノロジーによってサポートされる環境が整っていくでしょう。
まとめ
トプコンが「exaBase IRアシスタント」を導入することで、IR業務の効率化と情報開示の質の向上に大きく寄与することが期待されています。企業の持続的な成長を支えるためのこの挑戦が、今後の結果にどのように反映されるか注目です。詳細は
exaBase IRアシスタントの公式サイトをご覧ください。