新たなリハビリ
2024-04-12 16:12:50

脳と機械がつながる新たなリハビリテーションのカタチ

新たなリハビリテーションの道を切り開く



株式会社LIFESCAPESが、脳卒中やその他の病気により手指の運動機能が低下した方々のための医療機器「LIFESCAPES 医療用BMI(手指タイプ)」の販売を開始しました。この製品は、厚生労働省から医療機器認証を取得し、保険適用の申請も行われたことが特徴です。2024年5月からの受注開始を予定しており、6月からは全国に施設への出荷が行われる見込みです。

製品の革新性



LIFESCAPESの医療用BMIは、ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)技術を応用しており、患者の脳からの生体信号を読み取り、それに基づいてロボットを操作する仕組みとなっています。これにより、麻痺の残る部位を動かすための機能訓練を行うことができます。患者は意図的に信号を発信すると、麻痺部分が動き、リハビリテーションが進むのです。

今回の製品は、脳の「可塑性」を引き出し、重度の麻痺患者が手指の筋力を維持・発達・回復させることを目指しています。LIFESCAPESは、このBMI技術を応用した医療機器を通じて、リハビリテーション分野に新たな選択肢を提供することを目指しています。

医療機関での導入と実績



2024年6月には、順天堂大学医学部附属病院をはじめ、世田谷記念病院や豊中平成病院など、国内の多くの医療機関での導入が予定されています。また、すでにJFリハビリテーションクリニックや北海道大学病院などで先行して利用が開始されており、実績が積み重ねられています。

リハビリの新たなステージ



LIFESCAPESの代表取締役である牛場潤一氏は、「脳と機械をつなぐBMI技術が医療機器として認められたことで、リハビリテーション医療の選択肢を広げることができた」と嬉しさを語ります。この新しいツールを活用しながら、患者が「治ることを諦めない」姿勢をサポートしていくことがLIFESCAPESの使命です。

今後はポータブル型のBMI製品も開発し、より簡易に使用できる道を模索しており、病棟のベッドサイドや在宅での使用も目指しています。このように、リハビリテーションの未来は、LIFESCAPESによって開かれています。

(製品情報)


  • - 一般的名称:能動型展伸・屈伸回転運動装置
  • - 販売名:LIFESCAPES 医療用BMI(手指タイプ)
  • - 医療機器認証番号:306AABZX00021000
  • - 使用目的/効果:手指等の筋力維持、発達または回復
  • - 発売日:2024年5月受注開始、6月以降出荷開始

LIFESCAPESの医療用BMIは、患者と医療機関の双方にとって新たな可能性を引き出す道具となりそうです。

詳しくはこちらをご覧ください。

会社情報

会社名
株式会社LIFESCAPES
住所
東京都港区南麻布5−2−37デペッシュモード3階
電話番号

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