新たな業務変革の波を呼ぶWanderlustの取り組み
株式会社Wanderlustが、GSユアサと連携し、生成AIの活用に向けた新たな挑戦を実施しました。その名も「RAG(Retrieval-Augmented Generation)プロジェクト」。このプログラムは、全社的なデジタル人材育成を目指すGSユアサの変革の一端を担っています。
ワークショップの背景と目的
GSユアサは2023年度から、現場主導の生成AI活用を推進しています。具体的には、社内の情報を基にAIが情報を生成するRAGを構築し、デジタル人材の育成を図っています。このプロジェクトは、実装に関わるメンバーのリーダー化や、他部署の社員への生成AIの理解を提供することを目的としています。
全7回のワークショップは、ガイダンス、勉強会、プロジェクト設計ワークの3つに分類され、参加者は32名に上りました。多くの社員が関与したことが、このプロジェクトの成功を後押ししました。
ワークショップの詳細
1. ガイダンス
最初のガイダンスでは、「なぜ今RAGなのか」というテーマで、生成AIとRAGの立ち位置、エージェントとの違いや導入のロードマップについて共有しました。これにより、参加者は共通の理解と期待値を持つことができました。
2. 勉強会
勉強会は全3回にわたって行われました。
- - 第1回: RAGの基本に焦点を当て、情報の検索と回答生成のプロセスを学びました。
- - 第2回: 回答精度を向上させるための要因やアプローチについて講義が行われました。
- - 第3回: 実際の運用設計と意思決定について深く掘り下げました。
3. プロジェクト設計ワーク
ここでは参加者を小グループに分け、実務課題についての検討を行いました。小グループでの発表と質疑を通じて、現場での自走可能な計画が形成されました。
プロジェクトの成果
今回の取り組みからは、以下のような具体的な成果が得られました。
1. 変革意識の醸成
参加者は自身の業務における課題をどのように解決できるかを論じ、内製化の土台を築くことができました。トップダウン型のアプローチから、現場起点の意識改革へと進化しました。
2. RAG実装への基盤整備
業務ドキュメントのインデックス設計や検索精度の評価基準が標準化され、各部署がスモールスタートできるテーマが明確化されました。
3. 継続的な活用サイクルの確立
成果物を一過性のものに終わらせず、レビューや改善、再構築を行う仕組みが定義されました。
参加者の感想
参加者からは「RAGに何ができるかを具体的に知ることができた」との声や、「課題解決の選択肢が広がった」との意見が寄せられました。さらに、RAGが実際にどのように活用されているのかを知りたいという要望も上がっています。
今後の展望
GSユアサは、現場主導のRAGプロジェクトをさらに進め、効率的な成果創出を目指します。一方、Wanderlustは引き続き積極的に支援を行い、社員の実装力向上を図ります。
最後に
今回のワークショップで培われた知見や意識は、GSユアサのさらなる業務変革に向けた重要な礎となるでしょう。今後の進展に期待が寄せられています。