鳥取から世界へ発信する平和のシンボル『パーゴラ』
2023年、大阪・関西万博の舞台で、鳥取県は様々な魅力を形にした「鳥取県ゾーン」を出展しました。ここでは美しい自然や文化を感じられる展示があり、特に注目を集めたのが「鳥取無限砂丘」でした。このプロジェクトは砂を用いて鳥取県特有の景観を再現するものとして、多くの来場者を迎えました。
万博の閉幕から約半年が経過し、鳥取県は新しい交流の形としてアラブ首長国連邦(UAE)パビリオンの一部に設置されていた『パーゴラ』を受け入れることになりました。この日陰棚は、鳥取県智頭町産の智頭杉を使用しており、まさに鳥取からの温もりを感じられる作品です。
お披露目式典の開催
2023年3月31日、鳥取砂丘こどもの国においてこの『パーゴラ』のお披露目式典が行われました。式典には、鳥取県の平井知事をはじめとして、UAEパビリオンへのパーゴラの設置を支援した多くの関係者が集まりました。さらに、地元の鳥取第3幼稚園の園児たちも参加し、賑やかな雰囲気の中で儀式は進行しました。
式典では、平井知事が「UAEからの大切な贈り物です。これは友好の印であり、平和の象徴として活用してほしい」と挨拶し、日本を含む世界の平和を祈念しました。「皆さんも大人になったら、世界中の国と仲良く手をつないでほしい」と述べた平井知事の言葉は、出席者の心を打ちました。
その後、残念ながら香川県を出発できなかった駐日アラブ首長国連邦の大使館特命全権大使からのメッセージが代読され、友好と絆の重要性が強調されました。さらに、日本・UAE友好議員連盟の会長である石破茂衆議院議員もメッセージを寄せ、両者の関係が深まっていくことを祈願しました。
平和の象徴としてのパーゴラ
式典の最後には、鳥取第3幼稚園の園児たちが感謝の気持ちを歌にして表現しました。「パーゴラがあると嬉しい!」という言葉が響き渡る中、参加者たちは笑顔で風船を空に放ちました。鮮やかな鳩の形をした風船が青空に舞い上がり、まさに平和の象徴となる新たな文化の誕生を祝福しました。
パーゴラの意義と制作背景
UAEパビリオンの外構に設置されたこの『パーゴラ』は、智頭杉の無垢材を使用したもので、智頭町の木材加工業者「株式会社サカモト」によって製造されました。万博閉幕後にパーゴラを地元で再利用することが提案され、これがUAEとの友好の象徴として寄贈される運びとなったのです。
UAEパビリオンの魅力
今回のパーゴラは、UAEパビリオンにおいて重要な役割を果たしていました。このパビリオンは「Earth to Ether(大地から天空へ)」をテーマに、16メートルもの高柱と、捨てられるはずだった材料を巧みに使用したデザインで注目を集めました。外構のデザインにも日本の「里山」を意識し、親しみやすい雰囲気を醸し出しています。
このように、鳥取県とUAEは砂を使った友好の象徴として『パーゴラ』を通じて新たな絆を深めており、両地域が未来に向けてさらなる交流を期待しています。