埼玉・北坂戸で常設型子ども食堂がオープン、地域活性化に貢献

新たな地域の食の拠点、北坂戸に常設型子ども食堂が誕生

埼玉県の北坂戸エリアにおいて、2022年6月24日常設型の子ども食堂『やまちゃん』がオープンしました。この新たな取り組みは、地域に暮らす人々の交流を生むための大きな一歩となるでしょう。子ども食堂は、食事を提供するだけではなく、地域の人々が集い、つながる場所としての役割も果たします。

SUNNY food worksとの連携

この常設型子ども食堂は、シェアキッチン『SUNNY food works』に隣接しており、O'tento planning株式会社が運営しています。シェアキッチンは小規模店舗の開業支援を行い、一台の厨房を複数人で利用する新しい形の施設です。オープンに先立ち、クラウドファンディングを行い、地域の支援者から120人以上の協力を得て実現に至りました。

シェアキッチンでは、さまざまな料理が楽しめるだけでなく、定期的に開催される『おてんとマルシェ』を通じて、地域の農家とのつながりや、環境を考慮した食材の利用促進にも努めています。売上の一部は、子ども食堂に寄付される仕組みが整っています。

家族で楽しめるカレー専門店

キッチンモイでは、リニューアル後にカレー専門のメニューも展開しており、家庭的な味わいが楽しめます。地域の子どもたちにとって、ここは学びや遊びの一環として訪れることができる場となります。毎月第4金曜日に行われる子ども食堂では、参加者が気軽に集まり、温かいご飯をシェアすることができるのです。

繋がる地域の輪

北坂戸は住宅街や公園が多く、ファミリー層が多い地域です。このため、子ども食堂の存在は、地域の子どもたちだけでなく、仕事帰りの会社員や家事で忙しい家族にも嬉しいサポートとなります。日常の食事に困っている人々が、気軽に足を運ぶことで、食を通じたコミュニケーションの場として機能することが期待されます。

地域での子ども食堂の取り組みは、子どもたちが自らの居場所を見つけ、多世代が交流できる貴重な機会を提供するものです。参加者同士が集まり、共有できる場を持つことで、地域のつながりがより強固になり、より良い未来を築くための基盤が作られていくことでしょう。