アッヴィの新データ発表
2026-06-30 14:12:28

アッヴィ、EHA 2026でのベネトクラクスに関する新たなデータ発表

アッヴィ、EHA 2026での最新データ発表



2026年6月12日、アッヴィ(NYSE: ABBV)は、スウェーデン・ストックホルムで開催される欧州血液学会(EHA 2026)において、未治療の慢性リンパ性白血病(CLL)患者に対するベネトクラクスの新しいデータを発表しました。この発表は、第3相CLL14試験の最終結果を基にしており、同試験は未治療のCLL患者たちを対象に行われ、ベネトクラクスとオビヌツズマブの固定期間併用療法がクロラムブシルとオビヌツズマブの併用療法と比較されました。

アッヴィの腫瘍学部門の責任者であるDaejin Abidoye氏は、9年間におよぶ試験結果がベネトクラクスの持続的な有効性を示しており、より多くの患者に医療の変革をもたらすと語っています。特に、1年間の治療後、患者は次の治療開始までの無治療期間を得ることができることがこの治療法の特徴です。

CLL14試験の結果



CLL14試験では、ベネトクラクスとオビヌツズマブの併用療法が、クロラムブシルとオビヌツズマブの併用療法に比べて無増悪生存期間(PFS)を大幅に延長することが確認されました。研究によると、両者のPFSの中央値は、それぞれ6.4年と3.2年であり、その差は統計的に有意です(ハザード比0.50、p < 0.001)。特に、治療開始からの次の治療までの期間(TTNT)も中央値7.6年と長期にわたることが示されており、患者にとっては大きな利点となります。

試験に参加した患者には、ベネトクラクスとオビヌツズマブの治療において、好中球減少症や血小板減少症、発熱性好中球減少症といった有害事象も一部認められましたが、全体としては有効性が確認されています。

治療の背景と意義



慢性リンパ性白血病は、成人の白血病の中で最も一般的ですが、患者は長期にわたる治療を必要とすることがあります。近年の医療の進展にもかかわらず、依然として治療に対する反応が得られなくなることもあり、治療の選択肢を広げることが重要視されています。CLL14試験は、治療が困難な患者に新たな治療選択肢を提供する重要な研究として位置づけられています。

アッヴィの今後の展望



アッヴィは、血液がんの治療における新たな道を切り開くべく研究を続けており、ベネトクラクスはその一環として重要な役割を果たします。この薬剤はB細胞リンパ腫2(BCL-2)タンパク質をターゲットとすることで、がん細胞の自然な死を促すことが期待されています。アッヴィとロシュは、医薬品の開発において緊密に協力し、世界中の患者に新しい治療法を提供するための努力を行っています。

アッヴィは、患者さんの転帰を改善し、生活の質を向上させるべく、今後も革新を追求していく方針です。

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