川西市制70周年記念特別展の魅力
兵庫県川西市では、2024年に市制施行70周年、また文化財資料館の開館30周年を迎えます。それを記念する特別展が、川西市文化財資料館で開催中です。この特別展は、10月14日までの期間限定で、テーマは「阪神地域の横穴式石室めぐり」です。
古墳の宝庫、阪神地域
阪神地域は古代の歴史を感じさせる横穴式石室が多数現存していますが、一般的にはあまり自由に見学することができません。今回の特別展では、阪神地域の横穴式石室から出土した副葬品の展示や、VR体験を通じて、来館者が古墳の魅力を深く理解できるように工夫されています。
特に、川西市の勝福寺古墳や、西宮市の青石古墳、宝塚市の中筋山手東古墳群など、多様な石室がVRで体験できるのは貴重です。実際に会場を訪れた河本理衣さん(37歳)とその息子哲くん(9歳)は、「VRがリアルで驚いた!石の形成がパズルのようで、非常に考えられて制作されたことに感心した。」と感想を述べました。
体験講座も盛りだくさん
特別展に加え、今後関連講座も行われる予定です。8月31日には「川西市文化財講座」が川西市アステホールで開催され、テーマは「古墳時代後期の阪神地域」です。最新の調査成果を基に、地域の古墳の魅力を探ります。
さらに、9月7日と28日には、文化財資料館で「考古学講座」が実施され、テーマ別に横穴式石室や勝福寺古墳の被葬者について詳しく学ぶことができます。参加は無料で、定員に達し次第受付を締め切るため、早めの予約が推奨されます。
開催情報
- - 特別展期間: 8月1日~10月14日(9時半~17時、月曜日は休館)
- - 関連講座: 8月31日、9月7日、9月28日
- - 費用: 無料(VR体験にはスマホ持参が必要)
この特別展は地域の文化や歴史を探求するだけでなく、子どもから大人まで楽しむことができる、貴重な機会です。ぜひこの機会に川西市文化財資料館を訪れてみてはいかがでしょうか?