JR目黒ビルの工事着手に関する詳細
目黒駅直結の新たな複合ビル「JR目黒ビル」が、2026年2月に本体工事を開始します。このプロジェクトは、東日本旅客鉄道株式会社が手掛けており、経営ビジョン「勇翔2034」に基づく中長期ビジネス成長戦略「Beyond the Border」に沿ったまちづくりの一環です。今後、目黒地区に新たな賑わいを創出することを目的としています。
1. 計画概要
- - 所在地: 東京都品川区上大崎2丁目16番9号
- - 敷地面積: 約1,720㎡
- - 延床面積: 約13,260㎡
- - 構造・階高・高さ: 鉄骨造・地上9階、地下1階、塔屋1階・約40㎝
- - 用途構成: 1階~2階が商業施設、3階~9階がオフィス
- - 運営会社: 商業施設は株式会社アトレ、オフィスは株式会社JR東日本ビルディングが管理
- - 事業主体: 東日本旅客鉄道株式会社
- - 設計: 山下設計・大林組設計共同体
- - 施工: 大林・鉄建・東鉄 建設共同企業体
- - 工期: 2026年2月から2028年度冬(予定)
- - 開業: 2028年度冬(予定)
2. 施設の特長
新しい「JR目黒ビル」は、目黒駅の便利さを最大限に活かした商業施設とオフィスの複合ビルになります。目黒の街にふさわしい、緑と都市が共存するアースカラーを基にしたデザインで、周囲の景観との調和を図っています。このビルでは、全館で再生可能エネルギーを使用するほか、環境に配慮した設計がなされています。特に注目すべきは、ZEB Ready認証を取得している点です。
ZEB Ready認証について
ZEBとは、ネット・ゼロ・エネルギー・ビルの略で、建物で消費するエネルギーをゼロにすることを目指しています。JR目黒ビルは、外観デザインを工夫し、太陽光の影響を抑えつつ快適な居住空間を提供。さらには、オフィス内に明るさセンサーや人感センサーを導入して、照明の効率的な利用を実現しています。これらの施策により、基準一次エネルギー消費量を52%削減し、ZEB Ready認証を取得しています。
環境配慮型の未来都市を目指す
JR目黒ビルの開業により、目黒の街は新たなランドマークを得ることになります。環境にやさしいまちづくりに貢献し、持続可能な都市空間を提供することを目指しています。この新しいビルは、商業とオフィスが融合した複合施設であり、地域の活性化に寄与することが期待されています。今後の工事進捗に注目していきたいところです。
工事が開始される2026年から、開業予定の2028年冬まで、目黒の街は新しい表情を見せることでしょう。皆さんも、新たな「JR目黒ビル」の誕生を是非楽しみにしてください!