国土交通省の新たなプラットフォームで選任された三名の社員
東京都千代田区に本社を置くパシフィックコンサルタンツ株式会社は、国土交通省が推進する産学官連携インフラ戦略推進プラットフォーム(SPIVE)より、分析支援サポーターに3名の社員が選任されたことを発表しました。このプラットフォームは、地方公共団体の職員への支援を通じて、インフラのストック効果を最大化することを目的としています。選ばれた社員は、交通ネットワーク解析や交通インフラの経済分析の専門家です。
SPIVEとは何か?
SPIVE(Strategic Platform for Infrastructure Value Enhancement)は、社会資本整備によるストック効果を最大限に引き出すための支援を行います。これは、地方公共団体がより効果的にインフラ戦略を推進するための分析支援と研修を提供するものです。国土交通省が選定した「インフラ戦略推進サポーター」は、研修サポーターと分析支援サポーターに分かれ、現場の職員を対象に専門的な支援を行います。
今回選任された分析支援サポーターには、以下の3名が名を連ねています。
1.
和田 裕行(わだ ひろゆき)
所属:社会イノベーション事業本部 交通政策部
資格:技術士(建設-道路)
専門:都市インフラの経済分析、交通ネットワーク解析、交通行動分析
2.
上出 祐次(かみで ゆうじ)
所属:社会イノベーション事業本部 交通政策部 交通計画推進室
資格:技術士(建設-道路)
専門:交通ネットワーク解析、交通行動分析、交通インフラの経済分析
3.
立澤 智春(たつざわ ちはる)
所属:社会イノベーション事業本部 交通政策部 交通戦略室
資格:技術士(建設-道路)
専門:交通ネットワーク解析、交通行動分析、交通インフラの経済分析
このように、選任された専門家たちは地方公共団体の支援に向けてキャリアを活かし、技術的な助言を行うことになります。彼らは、ストック効果分析に必要な方法論や結果の解釈についてのアドバイスを提供します。
ストック効果とは?
社会インフラのストック効果は、社会資本が正しく機能することで実現されるもので、これにより得られる利点は長期にわたり持続します。これには、安全性の向上や水害リスクの低減などの「安全・安心効果」、生活環境の改善やアメニティの向上による「生活の質の向上効果」、もしくは移動時間の短縮による「生産性向上効果」といった多岐にわたる利益が含まれます。
パシフィックコンサルタンツの役割
パシフィックコンサルタンツ株式会社は、設立から70年以上にわたり、社会インフラ整備に関する多様な技術サービスを提供してきた企業です。同社は、自社の豊富な経験と知識を活かし、地域の公共団体の自発的なストック効果分析とその最大化へ向けて、新たな価値を創造することを目指しています。
この取り組みを通じて、地方公共団体がより良いインフラサービスを提供できるよう支援し、持続可能な社会の実現に貢献していく所存です。詳しくは、SPIVEの公式ウェブサイトや国土交通省の情報を参照ください。
企業情報
会社名:パシフィックコンサルタンツ株式会社
所在地:東京都千代田区神田錦町三丁目22番地
代表者:大本 修(代表取締役社長執行役員)
公式Webサイト:こちら
今後も、社会インフラの価値向上に向けた取り組みを強化していくパシフィックコンサルタンツの動向にぜひご注目ください。