筑後市で発表されたEVマイクロバスの運行開始
筑後市において、正式にEVマイクロバスが運行を開始することが発表されました。この取り組みは、株式会社EVモーターズ・ジャパン(本社:福岡県北九州市)によるもので、新たに導入された四台のEVマイクロバスが地域社会においてどのように活用されるのか注目を集めています。
1. お披露目式の開催
2025年3月28日、筑後市役所でお披露目式が行われ、筑後市の西田正治市長をはじめ、地元関係者が出席しました。EVモーターズ・ジャパンの代表取締役社長である佐藤裕之氏も参加し、これまでの開発や今後のビジョンについて語りました。
このEVマイクロバスは、九州電力株式会社、芙蓉総合リース株式会社、及び芙蓉オートリース株式会社との共同プロジェクトにより、カーボンニュートラル社会を目指すことが目的です。特に、4月7日からは筑後市立筑後南小学校のスクールバスとして利用され、今までにない形で子供たちの移動環境が改善されます。
2. 車両の詳細
今回導入されたEVマイクロバスは、以下のような特徴があります:
- - 車両名:V8-Micro Bus 6.99m 高床仕様
- - バッテリー容量:118kWh
- - 航続距離:250km(実際の走行条件により変動する可能性があります)
このような車両は、従来のディーゼルバスに比べて、CO2排出量を大幅に削減することが期待されており、環境に配慮した移動手段として注目されています。
3. 定額制貸出サービス「九電でんきバスサービス」
EVマイクロバスは九電でんきバスサービスの一環として利用されます。このサービスは、自治体や民間企業に対して、電気バスとその関連設備の導入を定額で提供する仕組みです。地域の再生可能エネルギーを活用し、CO2フリーの電気での運行が実現される一方で、停電時には非常用電源としての機能も盛り込まれています。
このようにして、地域社会に根ざした電気バスを通じて、経済的価値も高めつつ、環境価値の向上を図ることを目指しています。
4. 今後の展望
EVモーターズ・ジャパンは、今後も環境に優しい製品や技術の開発に努めていく方針です。ゼロエミッション社会の実現に向けて、様々な取り組みを継続していくことを約束しました。未来の人々に安心して利用してもらえる公共交通機関の実現に、大きな期待が寄せられています。
会社概要
株式会社EVモーターズ・ジャパンは2019年に設立し、福岡県北九州市に本社を構えています。電気自動車の販売、メンテナンス、自動運転技術の開発など多岐にわたる事業を展開し、持続可能なエネルギー社会の実現に貢献しています。連絡先や詳しい情報は、公式ウェブサイトをご覧ください。