LeCHECK開発のリセに出資
2024-01-17 10:38:19
三菱地所、契約書レビューAI「LeCHECK」開発のリセに出資 不動産×リーガルテックで共創目指す
三菱地所、契約書レビュー支援AI「LeCHECK」開発企業に出資
三菱地所が運営するコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)「BRICKS FUND TOKYO」は、AIを活用した契約書レビュー支援クラウドサービス「LeCHECK」を提供する株式会社リセに出資したと発表しました。近年、増加する契約書レビュー業務の効率化とコンプライアンス強化のニーズの高まりを受け、この分野への投資は、大きな注目を集めています。
不動産業界におけるリーガルテックの可能性
現代社会では、取引相手や取引内容が多様化し、契約数は増加傾向にあります。特に、不動産業界は、複雑な契約書が多く、法務部門の負担が大きくなっています。そのため、契約書レビューをはじめとする法務領域におけるDX化は、喫緊の課題となっています。
BRICKS FUND TOKYOは、不動産業界におけるリーガルテックの可能性に着目し、リセへの投資を決断しました。リセの提供する「LeCHECK」は、AIを活用することで、契約書レビューの効率化を実現し、法務部門の業務負担軽減に貢献します。
リセと三菱地所グループの共創
今回の出資は、単なる資金提供にとどまりません。BRICKS FUND TOKYOは、リセと三菱地所グループとの連携を強化し、不動産×リーガルテック領域における新たなサービスやビジネスモデルの創出を目指します。両社の持つ強みを活かすことで、相乗効果を生み出し、業界全体のDX化を促進する狙いがあります。
株式会社リセについて
株式会社リセは、2018年6月に設立された、AIを活用したリーガルテック企業です。主力製品である「LeCHECK」は、契約書レビューの自動化、効率化を実現し、高い評価を得ています。東京に拠点を置き、革新的な技術と顧客への丁寧なサポートで、多くの企業から信頼を得ています。
BRICKS FUND TOKYOについて
BRICKS FUND TOKYOは、三菱地所が運営するCVCファンドです。社会課題の解決や産業構造の転換に貢献するスタートアップ企業への投資を通じて、成長産業の共創を目指しています。多様な分野の企業への投資を行い、革新的な技術やビジネスモデルの発掘、育成に積極的に取り組んでいます。
今後の展望
今回の出資を機に、リセと三菱地所グループは、より緊密な連携を構築し、不動産業界における法務業務のDX化を推進していくでしょう。AIを活用した契約書レビュー支援は、今後ますます重要性を増していくと予想され、リセと三菱地所の取り組みは、業界全体の変革に大きな影響を与える可能性を秘めています。 この協業は、AI技術と不動産業界の融合という、今後のビジネスシーンにおいて重要なトレンドを象徴する出来事と言えるでしょう。 両社の連携により、より効率的で透明性の高い不動産取引環境が実現されることが期待されます。
会社情報
- 会社名
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BRICKS FUND TOKYO1号投資事業有限責任組合
- 住所
- 東京都港区虎ノ門一丁目17-1
- 電話番号
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