リガクが知財功労賞の経済産業大臣表彰を初受賞
株式会社リガク(本社:東京都昭島市、代表取締役社長:川上潤)は、令和7年度の知財功労賞において経済産業大臣表彰をお受けしました。この受賞は、知的財産権を効果的に活用し、企業の成長に寄与した結果として評価されたものです。
知財功労賞とは
知財功労賞は、知的財産制度を活用し、企業や個人の運営や発展において顕著な貢献をした者を表彰する制度です。リガクがこの名誉を受けるのは初のことであり、同社にとっての大きな成果となります。
受賞理由
受賞の理由は以下の三つのポイントに集約されます。
1.
X線分析装置のパイオニアとしての技術力
リガクは独自のコア技術を数多く有し、広範囲にわたる特許を取得しています。その結果、X線回折装置においては世界トップクラスのシェアを誇ります。また、これらの特許を活用して新たな市場を創出しており、特に半導体結晶欠陥検査装置はその好例です。
2.
知財戦略の一体化
社内に知的財産委員会を設置し、X線研究所長が委員長を務め、各事業部からの代表と共に知財戦略を全社的に推進しています。このような融合的なアプローチにより、知的財産の活用が一層効果的に行われています。
3.
知財ミックスによるブランドの強化
特許、デザイン意匠、商標を組み合わせた「知財ミックス」戦略を展開しています。この取り組みにより、リガクはX線回折技術のスタンダードである「SmartLab」のイメージを強化し、高性能で操作性の良いブランドを確立しました。
リガクのCEO、川上潤のコメント
受賞に際し、川上社長は「このたびの受賞は大変光栄であり、1952年に開発した世界初の独自技術『X線高輝度発生装置』から続く、当社の技術的な貢献をさらに高めていく指針とします。私たちは顧客と共に『視るチカラで、世界を変える』イノベーションを創造し続ける所存です」と述べました。
リガクグループの紹介
リガクグループは、X線分析を中心とする先端の分析技術を駆使し、社会のさまざまな分野に貢献しています。1951年の創業以来、90か国以上で顧客と共に成長し、日本国内では非常に高いシェアを保ち、海外における売上は約70%に達しています。応用分野は半導体や電池、環境・エネルギーからライフサイエンスまで日々広がっています。また、世界中で2,000名を超える従業員が「視るチカラで、世界を変える」ことを目指して日々努力しています。
詳細については、
rigaku-holdings.comをご覧ください。