50年目のバタッペの物語
神戸市に本社を構える老舗ベーカリー、ケルン。1946年の創業以来、地元の人々に親しまれ、特に1974年に登場した「チョコッペ」は、その人気を不動のものにしました。しかし、今回ご紹介したいのは、そのチョコッペの相棒である「バタッペ」です。
バタッペの誕生とその魅力
1976年に誕生したバタッペは、チョコッペの負けず劣らずの存在。ソフトフランスの中に詰め込まれたピーナッツバタークリームは、その名が示す通り、時にシンプルでありながらも奥深い味わいを感じさせます。このパンは、チョコッペとともに、2つ並ぶことで両方の魅力が引き立ち、長年にわたって地元客に愛され続けてきました。
半世紀の歴史
バタッペは、チョコッペほどの派手さはありませんが、地味に根強い人気を誇ります。特に今年、誕生から50周年を迎えるバタッペは、普段の静かなるサポート役から、もっと注目を浴びたいという小さな夢を抱いています。「今年の1日だけで良いから、チョコッペよりもたくさん売れたら」というその願いは、実は多くの人々に共感を呼ぶものでしょう。
また、ケルンの全ての商品の中でも、バタッペは売り上げの常に上位に位置しています。お客様からの反応としても、チョコッペに比べてその魅力がまだ十分に伝わっていないのではないか、という意見も多く聞かれます。SNSで行ったクイズでは、ピーナッツバタークリームが使われていると知っている人は少数でした。この新たな発見を通じて、未体験の方にバタッペの美味しさを届けたいと考えています。
バタッペを愛する声
ケルンで働くスタッフの中には、バタッペの「派」が多いことにも注目です。スタッフたちが語るバタッペの魅力には、特に「甘い・しょっぱい・香ばしい」という多層的な味わいが評価されています。彼らはチョコッペに比べて、バタッペが「ちょっと大人っぽい味」と感じており、家庭でも様々な飲み物と相性抜群であると口を揃えます。「時折食べると新鮮な驚きを感じる」というコメントからも、バタッペの意外性が伺えます。子供の頃はチョコッペ派だったという方が、大人になってからバタッペ派に転向するケースもあるようです。
50周年を迎えて
バタッペの50年目に寄せられた夢は、ただのパンとしてのステータスを超え、たくさんの人に愛される存在であり続けることです。皆さんも、ケルンの店頭でバタッペを見かけた際には、ぜひその魅力を一度試してみてください。その一歩が、静かなバタッペの50年への祝福となります。
バタッペの物語は、まだまだ続いてゆくのです。