医療情報分析ツール提供開始
2024-11-18 10:34:45

TOPPAN HD、医療情報分析ツール「DATuM IDEA®」をアカデミア・医療機関向けに提供開始

TOPPANホールディングス、医療情報分析ツール「DATuM IDEA®」をアカデミア・医療機関向けに提供開始



TOPPANホールディングス株式会社は、2024年11月18日より、電子カルテデータを用いた医療情報分析・提供サービス「DATuM IDEA®」をアカデミア・医療機関向けに提供開始すると発表しました。これまで製薬会社向けに提供してきた同サービスを、医療機関や研究機関にも拡大することで、難病の解析や新薬開発、そして一人ひとりの患者に最適化された医療研究への貢献を目指します。

「DATuM IDEA®」の特徴と利便性



「DATuM IDEA®」は、次世代医療基盤法に基づき匿名加工されたリアルワールドデータを提供する医療情報データベースです。国立病院機構からの電子カルテデータなどを中心に、特に地域のがん拠点病院からのデータが多く含まれており、がんや希少疾患に関する貴重な情報が豊富に含まれています。

アカデミア・医療機関向けに開発された分析ツールは、研究者のニーズを反映した設計となっています。検索条件は、地域・施設、疾患・薬剤・処方、詳細な症例特定の3段階に分かれており、大規模な患者データであっても効率的に検索可能です。また、医師や研究者70名へのヒアリングを基に、フィルタ画面とチャート表示画面による直感的な操作性を実現。疾患背景の設定や患者数、症例数の確認などを一画面で行えるため、迅速なデータ分析をサポートします。

健康長寿社会への貢献



TOPPANホールディングスは、「DATuM IDEA®」の提供を通じて、大学や医療機関における研究活動を支援し、医療研究の発展に貢献することを目指しています。将来的には、電子カルテデータに加え、レセプトや健康診断データなども統合したデータベースの構築を計画しており、患者の疾患認識から診断、治療、そして生活に至るまでの流れを包括的に捉えることで、より精緻な分析と医療への活用を目指しています。

「第44回医療情報学連合大会」への出展



TOPPANホールディングスは、2024年11月21日から24日にかけて福岡国際会議場・福岡サンパレスで開催される「第44回医療情報学連合大会」に出展します。アカデミア・医療機関向け「DATuM IDEA®」の展示・デモンストレーションに加え、11月24日にはワークショップ「連合分析/連合学習の推進と課題」において、「次世代医療基盤法に基づいて収集したデータにおける連合分析への可能性」と題した講演を行います。国内外のデータベースと連合分析することによる医療への貢献の可能性について発表する予定です。

まとめ



TOPPANホールディングスの「DATuM IDEA®」は、医療ビッグデータの活用を通じて、より質の高い医療の実現に貢献するツールです。アカデミア・医療機関への提供開始により、日本の医療研究、ひいては健康長寿社会の実現に向けた更なる進展が期待されます。 本サービスが、医療現場における課題解決に役立ち、多くの患者さんの生活の質の向上に繋がることを期待しています。


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会社情報

会社名
TOPPANホールディングス株式会社
住所
東京都文京区水道1-3-3
電話番号

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