牧村朝子写真集『浮世に咲く百合』がクラウドファンディングを開始
タレントで文筆家の牧村朝子さんが、新たなプロジェクトとして「女を愛する女たちの歴史書・牧村朝子写真集『浮世に咲く百合』」の出版に向けたクラウドファンディングを始めました。このプロジェクトは、江戸時代から現代にかけての女性同士の愛のあり方を探るもので、レズビアンとしての自己を公表し続ける彼女の活動が背景にあります。
クラウドファンディングの目的
本書の目的は、女性を愛する女性の声を〈浮世絵〉という歴史的な視点から記録し、現代の日本におけるレズビアンへの理解を深めることです。近年社会で「レズビアン」という言葉が広まっていますが、これまで隠されてきた日本女性同士の性愛について語ることは大変重要です。このプロジェクトを通じて、過去の歴史的な側面を明らかにすることが狙いです。
写真集の内容 詳細
写真集では、女性同士の性愛を描いた浮世絵をフィーチャーし、現代のモデルを使った実写イメージを組み合わせます。具体的には、江戸時代の浮世絵に描かれた情景を現代語訳し、それに基づいた写真作品が展開されます。また、巻末には当時の隠語や文化・年表が収録され、資料集としての価値も持ち合わせています。
1. 江戸時代の春画と女性同士の愛
2. 戦前戦後の同性愛の考察
3. 現代の状況
4. 現代レズビアンの声
5. 理想の未来に向けた考察
牧村朝子さんについて
牧村朝子さん(1987年生まれ、神奈川県)は、同性に初恋をした経験がその後の活動の原点となっています。彼女は、言葉にすることが難しい話題を解きほぐしながら、自身のメッセージを伝え続けてきました。ミス日本ファイナリストを経て、文筆・講演活動に力を入れています。著書には『百合のリアル』や『同性愛は病気なの?』などがあり、SNSでも多くのフォロワーを持っています。
クラウドファンディングの詳細
クラウドファンディングは、2023年4月22日から6月24日まで実施され、支援額が70億円を超えるプラットフォーム「Readyfor」で行われます。支援者には先行予約特典として、牧村朝子さんのサイン入りオフショットなどが贈呈されます。クラウドファンディングサイトは
こちらから。
特別コラボ商品について
プロジェクトにおいては、フィンガーグローブ『findom』とのコラボ商品も用意されています。このグローブは、セーフセックスを楽しむためのアイテムで、台湾を中心に世界中で年間1,000万ピース以上が使用されています。リターン内容に、これと牧村の写真集をセットにした特別な商品も登場します。
まとめ
「女を愛する女たちの歴史書・牧村朝子写真集『浮世に咲く百合』」は、過去の性的表現を再評価し、現代社会におけるレズビアンへの理解を促進する意義深いプロジェクトです。サポートすることで、より多くの人々に女性同士の愛の歴史を伝える一助となることでしょう。