Gigamonが新たな可視性ソリューション「GigaVUE-HC1」を発表、小規模企業のセキュリティを進化させる
Gigamonの新しいセキュリティソリューション「GigaVUE-HC1」
Gigamon® Inc.は、分散型企業や小規模企業向けに特化したトラフィック可視性ソリューション「GigaVUE-HC1」を発表しました。この製品は、従来の大型データセンターのみにとどまらず、遠隔地を持つ小規模な事業所への適用可能性を広げます。新たなGigaSECURE® Security Delivery Platformに基づくこのソリューションは、特にセキュリティテクノロジーの効果を高めるための一貫した可視性を提供します。
中小企業が直面するセキュリティの課題
今日、ネットワークセキュリティの複雑さが増しています。Enterprise Security Group(ESG)の調査によると、85%の組織がネットワークセキュリティ運用が2年前と同じかそれ以上に複雑だと感じています。これはトラフィックの増加や新旧さまざまなセキュリティ脅威が影響しています。特に中小企業では、セキュリティ担当人員が不足し、効果の限られたツールに依存しているため、可視性の確保が難しい状況です。
ダン・コンデ氏は、このような状況について「セキュリティ対策が脆弱な中堅企業では、サイバー攻撃のリスクが高まっている」と指摘しています。
GigaVUE-HC1の特長と利点
GigaVUE-HC1は、インラインおよび帯域外でのセキュリティツールの統合管理を可能にし、遠隔地の可視性を一元管理できます。これにより、サービスプロバイダーはリアルタイムで遠隔サイトのトラフィックを把握しやすくなります。さらに、GigaVUE-HC1は、メタデータとトラフィックインテリジェンスの強力な組み合わせを提供することで、セキュリティツールの展開時間を短縮し、小規模サイトでのセキュリティ対策が容易になります。
製品担当バイスプレジデントのアナンダ・ラージャゴパル氏は、「分散型の小規模企業こそ、特有の可視性ニーズを抱えている重要な市場だ」と述べています。
政府やサービスプロバイダーへの影響
GigaVUE-HC1は、特にコールセンターなどの独立した運用において有益な機能を提供し、トラフィックフローやメタデータを集中管理する環境を整えます。この柔軟で充実したアーキテクチャは、Gigamonが手掛ける一連の製品群を強化する要素となります。
Critical Start社のランディ・ワトキンス氏は、「小規模企業がリソース不足で苦しむ中、GigaVUE-HC1が提供する機能は貴重だ」と評価しています。
まとめと未来への展望
GigaVUE-HC1は、10GBインターフェースを12本、1GBインターフェースを4本備えたモジュラー・ワンラック・ユニットで、多様なセキュリティ要件に対応します。この新製品は、今四半期内に市場に投入される予定です。
Gigamonの提供する新たな可視性ソリューションは、今後の企業セキュリティの姿を大きく変える可能性を秘めており、小規模企業のセキュリティ強化に向けた大きな一歩となるでしょう。
会社情報
- 会社名
-
gigamon, inc
- 住所
- 東京都港区海岸1-2-20汐留ビルディング 3階
- 電話番号
-
03-6721-8349