OSENSEが進出
2024-01-31 16:49:09
OSENSE、東南アジアの医療市場にAI技術を導入する提携を発表
OSENSE、東南アジアの医療市場にAI技術を導入する提携を発表
台湾のテクノロジー企業、OSENSE Technologyが24日、東南アジアの主要医療ソリューション提供会社MYWAM SDN BHDとの業務提携を発表しました。この提携によって、OSENSEは「Qubby AI」という会話型ビジネスプラットフォームを3000のクリニックに一年以内に導入する計画です。また、創兆生技との協力を通じて、歯科向けのAI顧客サービスシステム「DentalGPT」の開発も進めていくとのこと。
OSENSEは設立以来、着実に成長しており、特にMYWAMとの提携は、同社のグローバル展開戦略をさらに強化するものと見込まれています。MYWAMは、マレーシアやシンガポール、フィリピン、インドネシアなどで、5000人以上の医師と数千の医療機関にデジタルソリューションを提供している実績があります。この提携により、OSENSEの創立者兼CEOである王友光氏は、台湾のAIソフトウェア技術がグローバルな医療市場で重要な役割を果たすであろうと述べています。
現在、人口約7億人の東南アジア市場は、世界で4番目の経済圏になる可能性があるとして注目されています。医療市場の持続的な成長は、OSENSEのAIとXR技術が広く適用される絶好のチャンスを生むと期待されています。AI技術の導入により、医療施設での反復作業が軽減され、その結果として人件費の削減が見込まれています。さらに、定期購入型のサービスモデルが医療機関に浸透しやすく、安定した収益をもたらすビジネスモデルの確立が期待されています。
OSENSEのプロダクトディレクター、張騰文氏によれば、Qubby AIおよびDentalGPTは、各クリニックのニーズに特化した専用のAIモデルとデータベースを搭載。LINEやFacebook Messenger、WhatsApp、ウェブサイトやキオスクなどの複数プラットフォームに対応しており、医師のアバターを使用して、AIが声やテキストでリアルタイムに質問に応えることが可能です。また、医師の声を模倣した30言語以上のサポートも予定しており、今後さらなる言語の追加も見込まれています。
OSENSEは、MYWAMとの連携を通じて、東南アジアの医療機関や市民に向けてAIを活用したデジタルサービスを提供し、より優れた医療体験を実現することを目指しています。スマートヘルスケアシステムの拡大を図りながら、医療分野に革命をもたらすことでしょう。
会社情報
OSENSE Technology Co., Ltd.
OSENSE TechnologyはXRとAI技術を併せ持つ台湾の企業で、すでに35件の特許を取得済み。日経ビジネスの「10年後のGoogleを探せ、世界を変える100社」には唯一の台湾企業として名前が挙げられ、さらに台湾科技部から「台湾で最もクールな技術系スタートアップ10社」にも選ばれています。彼らは台湾初のバーチャルアナウンサー“敏熙(ミン・シー)”や、IM/SNS専用のバーチャルヒューマンを開発しており、「Qubby AI」などの革新的なAIカスタマーサービスを展開しています。
Create Trillion Biotechnology Co., Ltd.
創兆生技は、デジタル医療データプラットフォーム「Dental OMO」を提供しており、歯科ビジネスのデジタル化を支援しています。営業データの可視化や分析機能により、クリニック経営者が専門知識なしでもスムーズに運営できるようにサポートしています。
MYWAM SDN BHD
MYWAMは、東南アジアの医療ソリューション市場でリーダー的存在であり、15年以上の経験を持つ企業です。医療のデジタル化推進や、経営管理のサポートに力を注いでいます。
会社情報
- 会社名
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光禾感知科技股份有限公司
- 住所
- Da'an Dist., Taipei City 10696, Taiwan (R.O.C.)8 F., No. 325, Sec. 4, Zhongxiao E. Rd.,
- 電話番号
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