誠恵高校eスポーツ部が韓国で国際交流大会に出場
誠恵高等学校(理事長:小野貴弘)のeスポーツ部は、2025年9月13日と14日に韓国・忠清南道で開催された「K-eSports Festival in Chungnam」に日本代表として参加しました。本大会には、日本から誠恵高等学校、熊本県、奈良県の3校が参加し、さらにはインドネシアや韓国の高校生たちも競い合うという国際的な交流試合となりました。
創部3年目で全国大会出展
誠恵高等学校は1950年に創立された伝統ある学校で、「普通コース」「進学コース」「情報処理コース」「芸術コース」の4つのコースを設定し、卒業生は様々な分野で活躍しています。特に注目すべきは、創部からわずか3年のeスポーツ部が全国大会に出場している点です。部活動は多様性に富んでおり、生徒の自主性を尊重する姿勢を持って、ユニークな活動を展開しています。その一環として、例えば「総合文化部」や「バリスタ部」等、さまざまな興味や趣向に応じた部活動が存在し、卒業後にもその経験が生かされています。
大会の様子と生徒の感想
大会当日は、誠恵高校のeスポーツ部の生徒たち、鈴木利空、鈴木千春、田中大雅、小松一喜、長谷川澄晴の5人が参加しました。彼らは韓国の青少年e-sports施設を体験したり、交流戦の5対5のタクティカルFPS「VALORANT」で技を競い合いました。初戦では熊本市立千原台高等学校と対戦し、惜しくも敗退しましたが、貴重な経験になったことは明らかです。生徒たちからは「現地の文化に触れることができた」との声や「戦術を学び、自分たちの実力の不足を実感できた」といった感想が多く寄せられました。
生徒のコメント
- - 鈴木利空「初めての海外で不安もありましたが、現地の雰囲気を肌で感じることができたのは貴重な経験です。VALORANTでは他のプレイヤーの戦術を学び、自分のプレイに生かせると感じました。」
- - 鈴木千春「異文化を学ぶ機会を得たことは光栄です。この3日間で自分たちの未熟さを知り、今後の成長の道標になりました。」
- - 田中大雅「不安を感じつつも現地の皆さんが優しく接してくれ、不安は解消されました。負けてしまったことは悔しいですが、チームメンバーに励まされ、前向きに更なる成長を目指します。」
- - 長谷川澄晴「韓国の文化を学べたことは良かったです。大会では悔しい結果になりましたが、全体の試合を見て自分の実力向上に繋げたいです。」
- - 小松一喜「久々の海外でしたが、様々な人々と交流できて良かったです。戦術を学び、良い体験となりました。」
生徒の成長を後押しする教育方針
誠恵高校では、授業や部活動、課外研修を通じて、多様性に富んだ学びの場を提供しています。進学や就職においても、生徒一人ひとりの可能性を伸ばせるよう、教員が親身に指導しています。今後も、柔軟に対応し、活躍する人材を育成するべく努力を続けていきます。
大会概要
- - 名称:「K-eSports Festival in Chungnam」
- - 開催日時:2025年9月13日、14日
- - 場所:韓国・忠清南道