Udemyの10周年を祝うベネッセの新たな挑戦
株式会社ベネッセコーポレーションは、米国のオンライン学習プラットフォームUdemyとの業務提携から10年を迎え、記念キャンペーン「Dear Possibility」をスタートさせました。このプログラムは、これまでの利用者への感謝を示すとともに、今後の学びに対する期待を示すものとなっています。
オンライン学習の発展
この10年間で、学びを取り巻く環境は急速に変化しました。特に2020年以降の新型コロナウイルスの影響により、オンライン学習の需要が急増したことは、そもそも多様な学び方の可能性を開くきっかけとなったのです。したがって、Udemyは日本国内で200万人以上のユーザーに利用され、法人向けサービス「Udemy Business」も約2,000社に導入されるなど、その影響力は大きくなっています。
特に「リスキリング」の重要性が高まる中、ベネッセが行った調査によると、リスキリングについて58%の人々が必要性を感じていることが明らかになりました。これは、日本全国で大人の学びがより重視されている証拠です。
キャンペーンの背景と目的
今回のキャンペーンは、ダイレクトに社会人の学びに関するニーズを反映しています。自己肯定感が低い日本の大人たちにとって、リスキリングが「終わらないタスク」として捉えられている現状を打破し、新たな学びの可能性を提供することに重きを置いています。そのため、10周年を迎えたUdemyとのパートナーシップを通じて、より多くの人々が学びを通じて自らの人生を豊かにすることを目指します。
ベネッセのマーケティング統括部部長、菊井顕治さんは、この10年間の感謝を述べつつ、今後の学びに対する期待を示しました。「多様化したニーズに対応する学習サービスを提供しつづけること」、「大人が自らの可能性を実感し、生きていく社会を目指すこと」が彼の言葉に込められたメッセージです。
10周年ロゴのデザイン
キャンペーンには、Udemyのロゴからインスパイアを受けた特別な10周年ロゴも登場します。このロゴは、10年という時間を象徴し、学びの自由さや可能性を示しており、今後のキャンペーン全体でこのデザインが使用されます。
邁進する未来
最後に、ベネッセとUdemy社は今後も、公益への寄与を目指し、教育の未来を形作るための努力を続けます。10周年特設サイトにて、キャンペーンの具体的な内容や著名講師による特別講座の詳細も公開される予定です。これからの10年間、さらなる学びの可能性を切り拓くために、両者が手を取り合って進んでいくことでしょう。
結論
ベネッセとUdemy社の10年間の歩みは、ただの数字ではなく、人々のキャリアや人生に深く関わるストーリーでもあります。学びを通じて新たな未来を見据え、多くの大人たちが自らの可能性を信じられる社会を共に築いていきたいものです。