キャパ展開催
2025-02-10 10:21:02

ロバート・キャパの戦争写真展が東京都写真美術館で開催決定

2025年3月15日から5月11日まで、東京都写真美術館にて「ロバート・キャパ戦争」と題した特別展示が行われます。この展示は、20世紀の偉大な報道写真家ロバート・キャパの作品を通じて、戦争の残酷さと、その裏にある人間の情熱や優しさを伝えることを目的としています。

ロバート・キャパ、つまり本名アンドレ・フリードマンは、1913年にハンガリーのブダペストに生まれました。彼は1930年代から1954年にかけて、戦場での取材を重ね、多くの臨場感あふれる作品を残しました。特に、スペイン内戦での「崩れ落ちる兵士」や、1944年のノルマンディー上陸作戦を記録した「Dデー」の写真は、報道写真の金字塔と言われています。

キャパは、ただ戦争や紛争の現実を映し出すことに留まらず、人間の営みや感情に深く共鳴し、時にはユーモアを交えながらその瞬間を捉えました。彼の作品は、戦いの中にある人間らしさと、それを支える信念や情熱を感じさせます。そして、彼の写真は時空を超え、後世の人々にも強いメッセージを伝え続けています。

今回の展覧会では、東京富士美術館が所蔵する約1000点の中から、特に戦争に焦点を当てた約140点の作品が厳選されます。展示内容は、キャパが生きた時代の激動を反映しています。まずは、ジャーナリストを目指していた彼の足跡をたどる「ジャーナリストを目指す」、次にスペイン内戦の苦悩を描いた「スペイン内戦」、続いて日中戦争の様子を捉えた「日中戦争」、さらには第二次世界大戦の様々な戦場を記録した「第二次世界大戦」、イスラエル建国に至る歴史、「終焉の地 ― インドシナ半島」というテーマで構成されています。

また、昨今のロシアとウクライナ、パレスチナやレバノンとイスラエル、シリアのアサド政権崩壊など、紛争が絶えない世界を見ると、キャパの願いはますます重要性を増しています。彼が描いた人間の情熱と苦悩をそのままに、新しい現実と向き合うために、キャパの写真を見返すことが求められているのかもしれません。

展示は毎週月曜日を休館とし、木・金曜日は20時まで開館しています。ちなみに特別休館日があるので、訪れる際は最新情報を東京都写真美術館の公式サイトやクレヴィスのページで確認してください。キャパの作品には、私たちが忘れがちな人間の暖かさと、歴史に向き合う姿勢が凝縮されています。この展示をぜひ視覚で感じ取り、彼の訴えに耳を傾けてみてはいかがでしょうか。


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会社情報

会社名
株式会社クレヴィス
住所
東京都千代田区神田小川町3-1-3オプティクスビル6F
電話番号
03-6427-2806

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