子どもシェルター新設事業 第2フェーズ
2026年2月16日をもって、公益財団法人パブリックリソース財団は、子どもシェルター新設事業の助成金を募集中です。この事業は、全国各地において、居場所を失った10代の子どもたちを支えるシェルターを設立することを目的としています。特に、児童虐待や精神的なプレッシャーに苦しむ若者たちの緊急避難所としての役割を果たします。
背景
日本では、児童虐待の件数が急増している一方、自殺者数も過去最高の記録を更新するなど、子どもや若者を取り巻く状況は非常に厳しさを増しています。たとえば、2023年度には225,509件の児童虐待に関連する対応が児童相談所で行われ、また2024年度には529人の小中高生が自らの命を絶つ結果となりました。このような痛ましい現実は、子どもに対する支援が未だ十分でないことを示しています。
特に、現行の制度では以下のようなケースにおいて支援が不十分です。
- - 一時保護所に頼ることができない子どもたち
- - 18歳以上で制度の対象から外れる若者
- - 都市の外で危険な環境に晒されている若者たち
このような状況を改善するために、子どもシェルターは重要な役割を果たすことが期待されていますが、全国に存在する子どもシェルターの数は19都道府県で21箇所に過ぎません。これは、子どもの選択肢が著しく不足していることを意味しています。開設のためには高いハードルが設定されており、行政からの援助があるわけではありません。
事業の目的
本事業では、2025年度までに4箇所の子どもシェルターを新たに開設し、それらを持続的に運営するための支援を行います。「制度の狭間」に陥った若者たちが安心して過ごせる場所を提供するために、福祉や法律の専門家とも連携しながら、権利の主体としての意識を取り戻す手助けを行います。
助成支援の詳細
助成金は一団体あたり最大2,000万円で、2029年2月末までの運営に対応します。支援内容には、物件の確保や改修、人件費、運営費の他、専門家とのマッチングや組織基盤強化に必要なノウハウの提供も含まれます。
応募手続き
公募は2025年12月26日から2026年2月16日正午まで受け付けています。応募方法は、指定されたウェブサイトから書類をダウンロードし、オンライン申請フォームを通じて提出するという流れになります。
スケジュール
1. 2025年12月26日 - 公募要領公開
2. 2026年1月16日 - 公募説明会(オンライン)
3. 2026年2月16日 - 公募締め切り
4. 2026年2月下旬 - 一次審査、二次審査
5. 2026年4月 - 内定通知
6. 2026年6月 - 契約締結・事業開始
SEH子どもシェルターとは
本事業における「子どもシェルター」は、緊急避難として数日から数ヶ月間、職員やボランティアと共に生活し、権利回復に向けたサポートを受ける場所とされています。このようなシェルターの拡充が、若者にとってのセーフティーネットの役割を果たすことを期待しています。
子どもや若者の未来を支えるため、ぜひとも多くの団体からの応募をお待ちしています。