内覧会業務を刷新する新機能
建築現場のデジタル化が進む中、アドバンスト・メディアが提供する「AmiVoice スーパーインスペクションプラットフォーム」はさらに進化しました。2025年10月1日(水)に新機能をリリースし、マンションの内覧会業務を効率化することを目指しています。この新機能は、顧客満足度の向上にもつながることが期待されています。
新機能の特徴
昨年の正式リリース以来、内覧会向けの機能拡張が実施されてきましたが、今回の新機能は特に注目を集めています。iPadを使用することで、購入者からの指摘事項やその写真をリアルタイムでデータ管理し、施工会社と共有する仕組みが整いました。この機能により、従来の紙ベースの進行管理からデジタル運用へと移行が進むことで、人的ミスが削減され、効率的な情報共有が実現します。
さらに、従来の内覧会で発生していた課題の数々も、この新機能によって解決されます。内覧会シートを購入者に紙で渡す必要や、指摘箇所の確認のために再来訪を促す手間が大幅に軽減されるのです。
スマートフォンで簡単確認
新機能では、購入者が自身のスマートフォンを使って、内覧会での指摘事項やリペア前後の写真を簡単に確認できるようになります。具体的には、2次元コードを読み取ることで、内覧会シートをダウンロードすることができ、その直後にスマートフォン上で署名を行うことも可能です。このように、内覧会の確認業務が一つのアプリで完結することで、業務の効率化と顧客満足度が同時に向上します。
スマートフォンの専用メニューから「内覧会シートダウンロード」や「写真確認」の項目も利用可能。購入者は、契約住戸の図面を見ながら、該当する指摘事項や撮影された写真を参照でき、全ての指摘事項が確認されると電子署名が実行可能になります。これにより、ペーパーレス化も進行します。
遠隔からの確認が可能
また、リペア前後の写真を確認できることで、確認会への参加が難しい場合でも、購入者は遠隔で修繕状況をチェックできるので再来訪の負担が軽減されます。こうした点も新機能の大きな魅力と言えるでしょう。
管理画面の利便性
加えて、2次元コードの発行は管理画面からも行えるため、購入者のステータスを簡単に確認することができます。ステータスは自動で更新され、購入者がどの段階にいるのかを把握するのにも便利です。
野村不動産との連携
この成果は、昨年リリースした内覧会向けの拡張機能とともに、野村不動産のマンションシリーズ「プラウド」にて利用されています。新機能も同様に、今後の内覧会で導入予定とされています。
今後の展望
アドバンスト・メディアでは、引き続き「AmiVoiceスーパーインスペクションプラットフォーム」の機能拡張を進め、建設や不動産業界での業務効率化や顧客満足度の向上に貢献していく方針です。今後の展開にも注目です。