AIの未来を市民が語る場所、Surfvote
最近、AI技術が急速に進化し、人間の知能を超えるAGI(汎用人工知能)やASI(超人工知能)の実現が現実的な議論となっています。Polimill株式会社が運営するデジタル民主主義プラットフォーム「Surfvote」では、これらの未来について市民からの意見を募集中です。2025年12月24日に開始されるこの意見募集は、「AGI・ASIは本当に実現するのか?」というテーマに関するもので、市民一人ひとりが自身の考えを表現することができます。
Surfvoteとは
Surfvoteは、さまざまな社会問題や課題を「イシュー」として掲示し、誰でも手軽に意見を述べたり投票したりできるプラットフォームです。様々な専門家や地方自治体などから提起されるイシューに触れることで、多角的な視点から情報を学び、共有できることが特徴です。アカウント登録をすることで、自らの意見に近い投票を行い、コメントも投稿できるため、意見を交わすことができます。これにより、分断的な議論を超えて、共通の価値観を見出す場へと発展することを目指しています。
AGIとASIの現状
2023年に入り、ChatGPTなどの登場をきっかけに、AIブームが再燃しています。「AIが人間の知能を超える日」は決して遠くないという見方が広がる中、AGIやASIが実現するかどうかに関する意見が専門家の間でも分かれています。5年以内にAGIが実現するという楽観的な予測や、10年以内にASIが登場するとの見解も存在する一方で、それに伴う倫理的リスクや制御の問題を懸念する意見も強まりつつあります。たとえば、ノーベル物理学賞を受賞したヒントン教授や国連事務総長のグテーレス氏も、AIの暴走に対する警戒を表明しています。
市民が考えるべき問い
AI技術が進化することで、社会がどのように変わるのかを考えることは非常に重要です。特に「人間とは何か」「人間とAIはどう共存するのか」といった本質的な問いを考える必要があります。これからの社会を形作る上で、AIの位置づけについて私たち自身の考えを持つことが求められています。
あなたの意見が未来を変える
Surfvoteでは、「AGI・ASIの実現を信じている」「実現すると思うが慎重に進めるべき」「技術的に困難で実現は難しい」「実現は避けるべき」という意見を求めています。市民一人ひとりの声が未来を形作るために、ぜひこの機会に意見を投稿してみてください。
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執筆者プロフィール
南龍太氏は、共同通信社での経験を経てAIトレンドについて深く研究しているジャーナリストです。ITやエネルギー問題に広く関わりつつ、Yahoo!ニュースやNewspicksなどで記事を執筆しています。和洋女子大学で准教授としても活躍しており、AIの進化とその影響を探求しています。
Polimill株式会社とは
Polimill株式会社は、「のこしたいみらいを、ともにつくる」をミッションに掲げ、AIやSNSを駆使して多様な社会課題に取り組んでいます。地方自治体など500以上の導入実績を有するQommonsAIと、誰もが意見を届けられるSurfvoteを運営し、理性と感性を備えたデジタル社会の実現に努めています。