NRIセキュアの新サービス
NRIセキュアテクノロジーズ株式会社が新たに提供を開始した「脅威モデリングサービス」は、企業のシステム開発におけるセキュリティ強化を目的とした新しい取り組みです。このサービスは、システム設計の初期段階から潜在的な脅威を分析し、明確なセキュリティ対策を提案することを特徴としています。
セキュリティ・バイ・デザインの実現
近年、システム開発においてはますます複雑化する技術や多様なソリューションが絡み合い、潜在的な脅威が増加しています。そのため、NRIセキュアは「脅威モデリングサービス」を導入し、システム設計段階からの包括的な脅威分析を通じて、セキュリティ対策を事前に組み込むセキュリティ・バイ・デザインの実現を目指します。このアプローチにより、開発に要する工数の削減と運用時のリスク軽減が期待されています。
増加する脅威への対応
システム開発における脅威は複雑になりつつあり、設計段階での脅威分析がますます重要です。NRIセキュアでは、高度な専門知識を持つ専門家によって、システム設計書やセキュリティ管理規定を基に、潜在的な脅威を定義します。これにより、企業は設計から運用に至るまで包括的なリスク管理を行うことができるのです。
サービス内容の詳細
「脅威モデリングサービス」は、以下のステップで実施されます:
1.
脅威モデルの作成:提供されたシステム構成を分析し、関連する脅威を一覧化します。
2.
脅威分析:脅威フレームワークを活用して、特定した脅威を詳細に分析します。
3.
リスク分析:脅威発生の可能性とその影響を評価し、リスクの程度や優先度を算出します。
4.
対策の立案:評価結果に沿った具体的なセキュリティ管理策を策定し、対応の優先順位をつけて一覧化します。
本サービスの特長
この脅威モデリングサービスを利用することで、企業は次のようなメリットを享受できます:
- - セキュリティ対策の最適化:サービスによって可視化された脅威に基づき、システム全体のリスクを早期に特定し、必要最小限の工数で最適な対策を実施できます。
- - 継続的なセキュリティ活動の促進:脅威モデルが基盤となるため、システムのエンハンス時や継続的な脅威分析に利用でき、アジャイル開発と組み合わせることで効率的なセキュリティ活動が可能になります。
- - 診断サービスの強化:Webアプリケーション診断やペネトレーションテストにおいても、設計段階からのリスクを明確化することで、リアルタイムでの評価が可能になります。
NRIセキュアは今後も、企業の情報セキュリティ対策を積極的に支援し、安全安心な情報システムの普及に貢献していく所存です。