アガルートがメディアグロースを完全子会社化、教育サービスのさらなる拡充へ

アガルートがメディアグロースをM&A

教育サービスに特化した株式会社アガルート（本社：東京都新宿区）が、SEO専門の株式会社メディアグロース（本社：東京都新宿区）を完全子会社化しました。アガルートはこのM&Aにより、グループ全体の集客力を高めることを目指しています。今回は、この注目すべき展開について深掘りしていきます。

M&Aの背景

アガルートはオンライン講座「アガルートアカデミー」を含む教育事業を展開しています。この分野では競争が少なく、SEOの活用が特に重要とされます。アガルートのCEOである岩崎北斗氏は、メディアグロースとの出会いをきっかけに、SEOの強化を強く望んでいました。バトンズ経由で実現したこのM&Aは、両社にとって非常に有意義なものとなるでしょう。

メディアグロースの舟崎友貴氏も、アガルートの持つ教育事業との親和性を理由に、この譲渡を決めました。SEOに特化したメディアでの経験を活かすことで、両社間における高いシナジーが期待されます。また、アガルートは譲渡される従業員が安心して働ける環境を提供しているため、これも選定理由の一つです。

シナジーの具体化

M&A成立後、両社の間で他の取り組みも始まっています。アガルートのSEO戦略に関する具体的なコンサルティングを舟崎氏が担当することになり、さらにグループ企業との共同運営といった新たなプロジェクトも見込まれています。岩崎氏は、迅速なシナジーの創出を実感しており、これはユーザーにとっても大きなメリットになると考えています。

今後の展望

アガルートがM&Aに注力する背景には、業界内での競争激化があります。CEOの岩崎氏は、M&Aにかける時間が自身の経営戦略の半分以上を占めていることを明かしました。彼は、今後の案件情報収集だけでなく、アガルートグループの魅力を高めていく必要があるとしています。

一方、メディアグロースの舟崎氏も、従業員に長く安心して働いてもらえる環境を整えることに重点を置いています。この点が、アガルートとの提携に至った大きな理由です。

BATONZの役割

このM&Aは、M&A・事業承継支援プラットフォームの「バトンズ」が支援しました。バトンズは、M&A市場におけるリーダーとして、多数の案件を手がけてきました。今回の成約を通じて、教育事業とSEOの融合が実現することに期待が寄せられています。

バトンズの提供するプラットフォームは、専門的なサポートとDX技術を融合させながら、多くの企業のバトンタッチをサポートしています。