京都の新しい日本酒『春秋萬歳 さらさらきらり』が登場
2025年5月1日、京都府亀岡市の丹山酒造から新しい日本酒『春秋萬歳 さらさらきらり』が発表されます。この新作は、茶道裏千家の家元である千宗室様の嗜好を反映させた純米酒です。
『春秋萬歳 さらさらきらり』の魅力
本酒の特徴は、自社で栽培した自然栽培米「山田錦」を100%使用した純米大吟醸であることです。丹山酒造は「酒造りは米作り、米作りは土壌から」という理念に基づき、こだわりの米作りを追求しています。昨年発売された『春秋萬歳(しゅんじゅうばんざい)』の冷酒版として、家元から名前を賜りました。
『さらさらきらり』は、瑞々しい味わいと優れた米の旨味を持ち、日本酒本来の爽やかな香りを大切に仕上げられています。冷酒や常温でも飲みやすく、これからの季節に特におすすめです。川面のきらきらとした輝きのような、この清らかで軽やかな一杯は、京のせせらぎを思わせる気品に満ちた味わいです。
酒の基本情報
- - 種類: 純米大吟醸
- - 原料米: 自社栽培米 山田錦
- - 精米歩合: 50%
- - アルコール度数: 16度
- - 酸度: 1.4
- - 容量/価格: 720ml/5,000円(税別、化粧箱入り)
販売情報
丹山酒造本店や、京都文化博物館、嵐山などの店舗や自社オンラインショップ、いくつかの観光地でも購入可能です。冷酒としても料理と一緒に楽しむことのできるこの逸品をぜひ味わってみてください。
開発の背景
この新酒は、京都青年会議所の平成8年卒業生である裏千家十六代家元千宗室様から銘名をいただくことによって実現しました。丹山酒造の五代目当主である長谷川渚氏は、この協力を大変嬉しく思っています。前回の『春秋萬歳』に続く作品として、この酒が一年を通じて多くの人に楽しんでもらえることを願っていると語りました。
裏千家家元千宗室様のプロフィール
千宗室様は京都府出身で、同志社大学を卒業後、禅の道に進みました。平成14年には裏千家16代家元を継承し、京の文化振興に力を入れています。現在も多くの役職を兼任し、地域発展に努めています。
丹山酒造について
1882年(明治15年)に創業した丹山酒造は、自然栽培を重視し、自社の土地で育てた米を使用して酒造りを行っています。技術を駆使し、利き酒体験も提供しており、京都の文化を支える存在です。
今後への期待
新たに生み出された『春秋萬歳 さらさらきらり』。この酒を通じて、多くの人々が笑顔になることを願い、丹山酒造はこれからも精進を重ねていくとのことです。日本の伝統を大切にしつつ、新しい風を感じさせるお酒をぜひご賞味ください。