京都精華大学デザイン学部の「第二印象店」
京都市左京区に位置する京都精華大学のデザイン学部ビジュアルデザイン学科の学生たちが、この夏にユニークな実証実験店舗「第二印象店」を開店します。この店は、単なる商品販売の場ではなく、社会の常識を見直すことを目的とした新しい試みです。学生たちは、履修する「広告プロジェクト」授業を通じ、既存の思い込みを変え、自らの視点で社会に提案するアイデアを発信します。
賞味期限切れ食品の再生
「第二印象店」の特徴的なプロジェクトの一つは、賞味期限切れ食品の有効活用です。普段は捨てられてしまうこれらの食品に、NPO法人日本もったいない食品センターの監修を受けた加工食品が並びます。これにより、食品ロスを減らすだけでなく、その食品がまだ安全に美味しく消费できることを伝えます。学生たちは、ただ食品を販売するのではなく、その背景にあるストーリーや意義をしっかりとPRしていく予定です。
第一印象と第二印象の違い
このプロジェクトの中心となるテーマは「第一印象」と「第二印象」です。例えば、こどもの頃苦手だったものが大人になってから美味しいと感じるようになったり、初対面の人がじつは優しい性格だったというように、初めの印象が変化することがあります。学生たちは、この体験を店を通じて多くの人々と共有したいと考え、この展示を企画しました。この「第二印象店」での出会いは、参加者に新たな視点をもたらし、物の印象を再考させる機会となるでしょう。
開催概要
「第二印象店」は、2025年8月10日から8月17日まで、京都精華大学の「kara-Sギャラリー」で開催されます。アクセスも便利で、地下鉄烏丸線の四条駅から直結の場所にあります。展示内容は、学生たちによる独創的なファッションアイテムや、工夫を凝らした食品などが並ぶ予定です。また、この店はただの展示にとどまらず、実際に商品を購入できる楽しさもあります。この機会に学生たちの視点を垣間見るとともに、これまでの常識を見直すきっかけとしてもらえれば幸いです。
まとめ
「第二印象店」は、ただのショップではなく、学生たちが社会に問いかける場です。新たな視点を持つことで、生活や消費においての選択肢が広がることを目指しています。このユニークな企画にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。あなた自身の「第二印象」を見つける特別な体験が待っています。クールなデザインと社会的メッセージが融合するこのプロジェクトを、ぜひ楽しんでください。