医療的ケア児の支援に貢献!山村硝子が開発した画期的製品が関西キッズ機器展に出展
2024年11月16日(土)と17日(日)の2日間、大阪南港ATCエイジレスセンターで開催された「第5回関西キッズ機器展」において、日本山村硝子株式会社が、医療的ケア児とその家族を支援する画期的な製品を展示しました。
今回展示されたのは、同社のプラスチックカンパニー ファーマキット事業グループが開発した「ぴったりトロミがつくカップ」と「シロップぴったりシロピィ」です。これらの製品は、株式会社NEWSTAのブースで紹介されました。
「ぴったりトロミがつくカップ」と「シロップぴったりシロピィ」とは?
「ぴったりトロミがつくカップ」は、嚥下困難な子どもたちのために開発された製品です。とろみ調整が簡単にできるため、食事の安全性を高め、介護者の負担を軽減します。国立病院機構大阪医療センターとの共同開発によるもので、その高い機能性と使いやすさが評価されています。
一方、「シロップぴったりシロピィ」は、シロップ剤などの正確な計量を可能にする製品です。正確な投薬は、子どもの健康維持に不可欠です。昭和大学との共同開発によって生まれたこの製品は、医療現場だけでなく、家庭での使用にも適しています。
NEWSTA社との連携と社会貢献
日本山村硝子株式会社は、NEWSTA社と連携し、「食事や投薬時のお困りごと」を解決するためのプロジェクトを推進しています。このプロジェクトは、疾患や障がいのある子どもを育てる家族の負担軽減を目指し、企業と家族、そして医療機関が一体となって取り組む、画期的な取り組みです。
近年、医療的ケア児は増加傾向にあり、その数は約2万人に上ると言われています。日本山村硝子株式会社は、自社の技術を活かし、医療的ケア児とその家族の生活の質向上に貢献したいと考えています。
関西キッズ機器展での展示と今後の展望
今回の関西キッズ機器展での展示は、多くの来場者から高い関心を集めました。日本山村硝子株式会社は、今後もNEWSTA社との連携を強化し、さらに多くの家族を支援するため、製品開発や社会貢献活動に積極的に取り組んでいく予定です。
「ぴったりトロミがつくカップ」と「シロップぴったりシロピィ」は、単なる製品ではありません。医療的ケア児とその家族の生活を支える、なくてはならない存在です。日本山村硝子株式会社の取り組みは、医療的ケア児を取り巻く社会全体の課題解決に貢献する、大きな一歩となるでしょう。
関連情報
日本山村硝子株式会社:https://www.yamamura.co.jp/
NEWSTA株式会社:https://newsta.co.jp/
関西キッズ機器展:https://www.kansaikids2023.com/
ファミケア:https://famicare.jp/