CTCが提供する新たなセキュリティサービス
近年、企業のセキュリティ環境は急激に変化しています。サイバー攻撃の巧妙化やAI技術の進化に伴い、多様なセキュリティ製品の導入が進んでいるものの、それに伴ってログ管理の複雑化が課題となっています。伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)は、この課題に対処するため、2024年から「CTC-SOCマネージドセキュリティサービス」を新たにスタートしました。
CTC-SOCマネージドセキュリティサービス
この新サービスは、クラウドストライクとのパートナーシップを活かし、CrowdStrike Falcon® Next-Gen SIEMを利用してお客様のシステムを24時間365日監視します。専任のセキュリティアナリストが、リアルタイムでのセキュリティ監視と運用支援を行うことで、企業の運用負担を軽減し、高度なセキュリティを提供します。これにより企業は、注目すべき脅威を見逃すことなく、迅速に対処することが可能となります。
このサービスは、従来のSIEM(セキュリティ情報およびイベント管理)システムが抱える課題を解決します。特に、企業内の情報が分散していることで、統合的なログ管理が難しいという点にフォーカスしています。CTC-SOCを活用することで、ログの集約とリアルタイム分析が可能になり、より精度の高いインシデント対応が実現されます。
Falcon Next-Gen SIEMの特長
CrowdStrike Falcon Next-Gen SIEMは、リアルタイムでのログ統合と脅威インテリジェンスの活用に特化しています。このシステムは、多様なデータを取り込み、AI技術を駆使して解析し、迅速に脅威を検知します。これにより、従来のSIEMと比較して最大150倍の検索速度が実現され、膨大なデータ量にも対応できます。
さらに、Falconプラットフォームは、サードパーティデータとの統合も可能で、企業全体の可視性を高めることで、迅速かつ適切な対応を支援します。これは、ますます高度化するサイバー脅威に対抗するために欠かせない機能と言えるでしょう。
サポート体制
CTCは、CrowdStrike認定のマネージドセキュリティサービスプロバイダー(MSSP)として、導入から運用までエンドツーエンドのサポートを提供します。新たに開設されるマレーシアのグローバル拠点「CTC Global SOC」では、最新の脅威情報と生成AIを活用し、企業ごとのニーズに応じたセキュリティ監視が行われます。
今後もCTCは、サイバーセキュリティの専門知識を生かし、変化する脅威に柔軟に対応しながら、信頼性の高いセキュリティサービスの提供を続けていく考えです。このように、新たなサービスを通じて、多くの企業が安心して経営を進められるよう支援していきます。
まとめ
CTCが提供する「CTC-SOCマネージドセキュリティサービス」は、企業にとって重要な資産である情報を守るための新たな選択肢となります。高度なテクノロジーと人材による監視体制で、企業のセキュリティを強化し、安心してビジネスを進められる環境を提供するこのサービスにぜひ注目です。