全国の高校生が夢のビジネスモデルを発表！大阪で開催された大会

高校生みんなの夢AWARDの開催

2023年8月11日、大阪・関西万博のEXPOホール「シャインハット」で、全国の高校生が社会問題を解決しようとするビジネスモデルを発表するコンテスト「高校生みんなの夢AWARD」が行われました。この大会は、日本国際博覧会の一環として開催され、公益財団法人みんなの夢をかなえる会が主催しました。

スポーツやシンポジウムの中で注目のイベント

昨今、起業が注目される中、若い世代からのアイデアも大切です。この「高校生みんなの夢AWARD」には、全国396校から2,464名の高校生がエントリーし、予選を勝ち抜いた10名がファイナリストとして選出されました。彼らはそれぞれ、実社会に根差したビジネスアイデアを持ち寄り、意義のある発表を行いました。

転換期を迎えた沖縄からの発表

この日に特に目を引いたのは、グランプリを受賞した平戸凰雅さん（沖縄県立北山高等学校3年生）です。彼は沖縄の経済問題に触れ、沖縄の伝統工芸を活用したビジネスモデルを提案。彼は、「伝統工芸は美しいだけでなく、物語性や希少性も持っている」と述べ、海外市場への進出を視野に入れたプランを発表しました。

他のファイナリスト達の斬新なアイデア

ファイナリストの中には様々な社会問題を解決するアイデアが揃いました。例えば、大阪教育大学附属高等学校の辻悠人さんは、地域特産の能登ヒバを活用した復興支援に向けた消臭剤を開発。岐阜県立岐南工業高等学校の八代陽平さんは、低コストで手に入るロボットコンテスト用キットの開発を手掛け、小学生向けの教育にも積極的に関わっています。

地域協力と国際的な視野

さらに、この大会ではカンボジアやバングラデシュからの代表も登壇し、それぞれの国が抱える社会課題へのアプローチを紹介しました。これらの取り組みは、高校生の多様な視点を反映し、国境を越えた協力の重要性を示しています。

未来を見据えた全ての高校生へのメッセージ

この大会は、高校生が社会問題を解決する一助となることを目的としており、発表を通じて参加者全員に違った視点を与えました。全ての参加者には『高校生みんなの夢AWARD』エントリー証明書が付与され、未来のキャリアに生かせるチャンスが与えられています。今後も若者が自身の夢を追求し、社会に貢献できる道が増えることを期待しています。