芝浦ビジネスモデルコンペ
2025-10-15 13:34:53

芝浦工業大学がビジネスモデルコンペを開催、創造性を活かして社会を変える

芝浦工業大学、社会課題に挑む第10回ビジネスモデルコンペを開催



2023年10月5日、東京都江東区に位置する芝浦工業大学で第10回芝浦ビジネスモデルコンペティション(SBMC)のファイナルステージが行われました。このコンペは学生が社会のさまざまな課題を解決するためのビジネスモデルを提案する場として、今年で10回目を迎えます。特に工学や技術分野に強みを持つ本学では、学生や研究室が持つ技術を社会に還元するアイデア創出を支援し、技術の社会実装を促進することを目指しています。

創造性を生かしたユニークな提案



今年のテーマは『アイデアとテクノロジーでより良い社会に貢献しよう』で、参加者は中高生や他大学の学生、社会人を含む48チーム、169人からの応募がありました。最優秀賞を獲得したのはチーム「Lapsell」です。彼らは、急速に進化する生成AIによって脅かされているクリエイター達のためのビジネスモデルを提案しました。具体的には、クリエイターの作品の制作過程をファンが10分単位で購入できるアプリを開発しました。このアプローチにより、作品の背後にある物語に新たな価値を生み出す仕組みが構築され、ファンは支援した制作過程の動画を視聴できるほか、デジタル証明書(NFT)も付与されます。これにより、クリエイターが成名した際、その証明書の価値も高まる可能性があります。

優秀賞のアイデア



また、その他の優秀賞を受賞した提案も注目です。おうちの菌を可視化して最適化する『加菌』というアプリでは、家庭内の空気の質をコーディネートし、除菌や抗菌の新たなアプローチを提供しています。さらに、「心環」というアイデアも優秀賞を受賞しました。こちらは、自律神経を整えるための新たな手法として、断たれた循環を結び直すというコンセプトに基づくもので、多様なビジネスモデルが競い合いました。

教育と社会貢献を融合した教育機関



芝浦工業大学は、単なる技術教育に留まらず、社会に実装可能なアイデアを創出する教育を積極的に展開しています。特にアントレプレナーシップ教育に注力し、学生たちが持つ技術的な知識とビジネスセンスを融合させた取り組みを一層強化していく方針です。

大学の未来と展望



Universityは、東京都豊洲と埼玉県大宮に2つのキャンパスを持ち、約9,500人の学生と300人の専任教員が在籍しています。2024年には工学部が学科制から課程制に移行し、さらなる教育体制を進化させる予定です。2027年には創立100周年を迎え、アジアの工科系大学のトップ10を目指す目標を掲げ、教育、研究、社会貢献に力を注いでいきます。学生の創造力を社会に活かす取り組みが、今後も注目されるに違いありません。

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